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ママ先生、外国語専科&2校兼務奮闘記 その6 【6年生の単元構想】

Crown Jr.の6年生の1学期単元は、weを使って紹介をするものだ。ここでポイントとなるのは2つ。1つ目は、「誰に紹介するのか」ということ。ALTに紹介するのか、5年生に紹介するのか、はたまた別の学校や国の子供に紹介するのか。相手、対象を決めなければいけない。2つ目は、「何を紹介するのか」ということ。学校のことなのか、自分が住んでいる地域のことなのか、修学旅行で行った場所のことなのか、日本のことなのか。ゴール設定によって内容が大きく変わるので、最終目標を子供たちと共有しながら進めていく必要がある。

勤務校も、兼務校も、ALTは4月の初めから5月いっぱいまで来て、2学期は11月、12月。3学期は2月の半ばから3月の半ばまでとなっている。1学期は肝心のパフォーマンス期にいないので、5月中には1度ALTとの会話でパフォーマンス評価をとりたい。しかしそこを最終ゴールにすると、残りの2ヶ月の活動が悩ましい。そこで、今回は「ALTに日本のことを紹介する」というゴールと、「他校に自分の学校の行事や特色について紹介する」というゴールの2本立てでしてみたいと思う。

ALTとの交流については、それぞれの学校に実際にいるので想像が容易いと思うが、問題は他校との交流である。私は2年前に外国語専科をしていた際に、同じ中学校校区である小学校と、オンラインで交流を行ったことがある。ちょうどコロナでタブレットが配布されたこともあって、最終的にはグループで1台のタブレットを使って、それぞれの学校で班ごとに交流を行うことができた。ただ、同じ教室で行うと音声が聞き取りにくいため、教室を複数使うことになった。そうなると今度は、教師側の移動も多くなり、通信トラブルに対応できないということも起こった。

今年度は2校兼務なので、勤務校と兼務校の2校をつなぐことができる。ただ、今回はライブでの交流ではなく、あらかじめ撮影した映像をそれぞれの学校で見せるというやり方で挑戦してみようと思う。ALTとのやりとりで、1対1、face to faceのやりとりができるので、他校交流ではグループで撮影という形で行う。それぞれ相手と紹介するもの、紹介する方法が違うので、その部分を意識して活動できている児童も評価に加味できると考えた。

キーワードは「we」だが、その「we」とは誰を指していて、それを誰に伝えるのかということを、単元の終わりまでに形にできるよう授業を作っていかねばならない。


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