2015.10.19~2015.10.25 viikko43/43週目
2015年10月25日
だんだん日の出が遅くなり、日没が早くなってきました。
同居人のみなさんと日々天候をののしっています。
さて、今週を振り返ってみましょう。
10.19 エストニアからヘルシンキに戻っていました。ヘルシンキでの滞在時間が長かったのでヘルシンキ大聖堂に行ってきました。その後kamppi(ヘルシンキの大きなショッピングモール)にあるバーガーキングでご飯を食べていたら、物乞い(死語か?)が二回も私のテーブルのもとにやってきました。もちろん完全無視です。そして夜行バスにのりヨエンスーを目指しました。
10.20 朝8時ごろヨエンスーに到着しました。バスの椅子が直角に近く、寝るときのポジションがつかみにくかったです。そして仮眠をとったのち午後の授業にでました。私が「20日にエストニアから帰ってくる」と知っている同じ午後の授業をとっている友達は私が授業に出席していることににただただ驚いていました。夕方screen printの講座に行き、自分の作品を完成させました。気に入ったので部屋に飾ってあります。
10.21 introduction to finnish school lifeという授業の一環で付属小学校の行事を二つ観察しました。午後にネットで購入したものの再配達を依頼する電話をしました。(が早く確実にものを受け取るために集荷場まで行って受け取ることを決意)
10.22 インターネットで購入したものを宅配便の集荷場まで取りに行きました。その集荷場は私の家から5キロほど離れたところにあり、雨も降っていて風も強く、少し道が複雑だったため、行くのがとても大変でした・・・。が、無事にネットで購入したものはわたしの手元に届きました。道中日本語で風の強さをののしっていたら通りすがりのおじさまに驚かれてしまいました・・・。その帰りに大学によって二つ授業を受けました。そのうちの一つがintroduction to finnish school lifeのlectureでした。lectureのテーマは「移民の子どもたちが受けるだろうculture shockに対して、先生として私たちは何ができるか」という物でした。私たちが実際に受けたculture shockや、それをどのように乗り越えたかを学生同士でシェアしました。スペイン人のみなさんが「culture shockを乗り越えるには人と会うことが大切」とのべている一方で私が「一人になることも大切だ」と発言した時に、お互いの文化的背景の違いを感じました。一人の時間もみんなといる時間も、両方大事ですよね。
10.23 午後に授業があると思っていたらその授業は午前中に開講されていたようで、その授業をやすんでしまいました。午後、Japanese language cafeという日本語を日本語話者でない人に教えるイベントに参加しました。久しぶりに日本語をたくさん話しました。が久しぶりすぎて忘れている日本語もありました。その後global fridayといういろんな国の人同士でおしゃべりをするイベントに参加しました。dalmooti?という大富豪的なものをして盛り上がりました。そして友人を私の家に呼んで肉じゃがを一緒に作り、一緒に我が家のサウナに入り、お互いのことについて夜遅くまで語り合いました。
10.24 私の家の近所の教会の礼拝に参加しました。キリスト教の教えがクリスチャンのみなさんの心の中にどのように浸透しているのかを知ることができました。礼拝中、「平和」について同じ礼拝を受けている者同士でディスカッションしました。とあるクリスチャンの一人が「平和とは自分が何者で、どこに所属しているのかをわかっていること」といったのが興味深く、心に深く突き刺さりました。その後ミュージックフェス的なものに参加してきました。おばさまたちのロケンローなアカペラ、ロックなアコギ演奏を聴くことができました。そのイベントの最後に、カンテレ(フィンランドの民族楽器)など、北欧の民族楽器のアンサンブルを聴きました。北欧楽器の演奏をバックに歌われる歌の歌声が(女声なのに!)とても低い音程であることもあり、それは楽器演奏とともに不気味な雰囲気を作っていました。この演奏のテーマはこれから訪れるフィンランドの冬の恐ろしさなのだそうです。なるほど、不気味なわけです・・・。でも楽器の旋律が日本のわらべ歌のようで懐かしさも感じました。私はカンテレの音が好きです。聞くたびに水に浮いているような気分になり、joensuuを流れる川を思い出します。
10.25 「(おそらく)joensuuでは最安値」という噂を聞き、ずっと行きたかったlidlというスーパーに同居人のみなさんと行ってきました。久しぶりに白菜を見かけて大興奮、もちろん値段の安さにも大感激しました。そして、・・・はい、食材をたっぷり買い込みました。帰ってからは同居人のみなさんとキッチンでひたすら天気の悪さに対して文句を言い、外の暗さからくるだるさへの不安を語り合いました。外の寒さも暗さも変えられないけれど、みんなと寒さや暗さをぐちる時間はあたたかく感じます。
このような日々を過ごしておりました。宅急便の再配達を頼んだとき、「ああ、私フィンランドに住んでるんだなあ・・・」と感じました。教会の礼拝やフィンランドの音楽を聴くこと、授業でのディスカッション、language cafe...もういろいろな場所で「自分が日本人であること」を認識させられ、考えさせられました。
「日本人」である私が「フィンランド」に住むということ
これが最近の私のテーマでもあります。
ではまた、近いうちに。
来週はもう少し太陽が拝めるといいなあ。
(追記:2018年1月5日)
ちなみに今もLidlのヘビーユーザーです。でもものによってはほかのスーパーのほうが安い時もある。
このころは意識して日本人と関わらないようにしていました。日本人が嫌いだからとかではなくて、せっかく海外にいるのだから日本人以外の人となるべく交流しようと。でも長期滞在の際はバランスよく分け隔てなく誰とでも交流したほうがいいなということに後々気づきます。
宅配の集荷場…あれはほんとに大変だった。強風を罵った日は今では懐かしいけれど、もう二度と同じことはやりたくないなあ・・・笑
このころのテーマは「日本人の私がフィンランドに住むということ」でしたが、今は「場所にとらわれない自分自身でいること」がテーマかな。あるいはこの時ほど、「日本人としての自分」を求められたことってなかったからかもしれない。
そんな、皆様からサポートをいただけるような文章は一つも書いておりませんでして…