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きれいなシワの作り方

上田市の古本屋さん「kasa but a」さんでゲットした本がおもしろい。

本を選びながら、桃井かおりさんや椎名林檎さん、樹木希林さん、かっこよくて色気があり芯があり、うまく言えないけれどなんだか「いいかんじ」に生きているなあという女性たちの話になった。
その流れで「益田ミリさん原作のドラマが面白い」と教えてもらっていくつか本を選んだのだけれど、その並びにあって手に取ったのが村田沙耶香さんの「きれいなシワの作り方」だ。1番最初に読んだ村田さんの本は「消滅世界」で、その次が「コンビニ人間」。不思議な世界観なのにちょっと「わかるなあ・・」って思ってしまう具合が絶妙で、好きな作家さんのひとりだ。

彼女が描くエッセイってどんなだろうかと思って(そしてきれいなシワを刻んでいくのはひとつ私の目標でもあって)、昨日から読み始めてみた。

まだ出だしの数話を読んだところなのだけれど、すでに今、手に取ってよかったなあ・・・・!!って、なっている。似合う服、年相応の〇〇、SNSの投稿、化粧、結婚。最近チラチラと感じている「もうひとつ先の大人」みたいなものを、先輩が素敵に書き残してくれているような、なんだかそんな感覚。いつだか書いた「30代をどう過ごしていくか」のなかでも特に正解が見当たらない「自分の心と身体」の話。

時に私も素敵なパンチラができる大人になろう、というのが目下のところだ。

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