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焼肉と選挙

最近朝はNHKのラジオを流しているので、子どもたちとも政治や世界、流れてくるニュースの話になる。少しづつニュースに興味を持つようになった娘は昨日、なかなか寝付けない様子で布団に転がっていて、声をかけたらうっすらと涙を浮かべていた。日本はどうなってしまうのか。どうしてあんなことが起きてしまったのか。私たちは大丈夫なのか。ポツポツと、いろんな言葉が溢れてきた。
確かに今、よくない状況は増えている気がするけれど、どうなってしまうのかはわからない。何があったのかもきっと本人しかわからない。ただ、どんな正義があろうともどんな理由があろうとも、暴力では何も解決できないし人を殺めていい理由はない。口に出すとなんだかとても頼りなく感じる言葉を並べながら、最後の問いに「大丈夫」と答えられるまでに少し時間がかかってしまった。半数近くが自らの権利を放棄する今、私たちは本当に「大丈夫」な選択を重ねた先に進んでいるのだろうか。

明日、選挙がある。
選挙と聞いて1番に浮かんでくるのは「投票行って外食」というモーニング娘。の歌詞だ。先日Twitterで「あれこそが平和の象徴なのかもしれないから投票行って焼肉でも」みたいなツイートが流れてきて、確かにそうかもしれないなとひとり納得してしまった。我が家の父母も連れ立って子どもを連れて投票に行くスタイルだったので、ドデンと置かれた投票箱や少し退屈そうに(でも真剣に)こちらを見ているスーツ姿の人たち、あの独特の雰囲気は記憶の片隅に残っている。焼肉には行かないけれど、我が家も選挙は家族でいくスタイルをとっている。お出かけの一部として、日常にある当たり前として投票をする。

未だもやもやもざわざわも消えなくて、今日はnoteも休んでしまおうかと思ったのだけれど、子どもたちに恥じない未来を選びたいと、改めて決意した気持ちだけ、残しておきたいと思った。

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