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来世について考えてみた

唐突に「まりのさん来世は何になる予定ですか?」と聞かれた。
今まで考えてみたことがなかったものでパッと出てこなかったのだけれど、思い浮かんだのは長瀬智也さんと神木隆之介さんが出ている「to young  to die」だった。魂の行いによって転生するものが変わっていって、主人公はカマキリとか、インコとか、アシカとか、いろんなものに生まれ変わりながら人間に転生するのを目指していくんだった気がする。

もともと「今世がダメなら来世にかけるぜ!」みたいなのはあまり好きではなくて、とはいえ今生きてるんだからさ、と思ってしまうたちだ。だからがんばろう!とも言わないけれど、もう少し今を生きる自分も大切にしてほしい。いやもちろん、死んだ後にまで希望を持てるのはすごくいいなとは思うけど。

何になりたいかはそんなこんなで一晩考えてみたけれど、結局うまい答えが見つからなかった。そもそも転生したいのかもわからない。この世この星に生まれてくるのかもわからないし、人間だったらなんとなく「ひとり」という数を数えて区別がつけられるけれど、例えば今書いているこの「文字」は来世の選択肢に含まれるんだろうか。例えば「あ」とか。「ドの音」とか。そういえばもっと空想の世界、ユニコーンとか人魚、なんていう話もあるかもしれない。

昨日はそのあと、全然別場所で全然違う人と「死んだ後にみんなが泣いている様子を上から見る」というシチュエーションの話が出た。割とその、自分がいなくなったあと、死んだあと、生まれ変わったあと、みたいなことを考えている人がいるんだなというのが面白くて、興味深かかった。
そういう世界があるという概念は、どこで育まれるんだろう。

いやそんなのめんどくさい!と言われそうだけれど、今日子どもたちが帰ってきたら、ちょっと死後と来世について聞いてみたいと思う。

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