マガジンのカバー画像

高田馬場でワインバーやってるんです

58
ワインバーの営業やらワインやらなどなどを綴ります。
運営しているクリエイター

#ワインバーシロッコ

ワイン会をしたので感想と今後について考えてみた

この前、葡蔵人(ブックロード)から醸造家の須合美智子さんお招きしてワイン会を開催しました。 ブックロードは東京、御徒町にあるワイナリーでして、以前にも見学させていただいてます。 会の目的はもちろん、ブックロードさんのワインを知ってもらうという会ですが、シロッコでの初めてのワイン会と言うこともあり色々と試す機会でもありました。 その辺をまとめておきたいと思います。 当日の内容はこのようなイベントでした。 ワイン会といってもいろいろなやり方があります。 ワイナリーやワイ

注文の仕方を飲食店側から勝手に考えてみる

日本人に多いんだと思うのですが(もちろん日本人に限らずでもいいんですが)、飲食店で待ち合わせて他の人が来るまで注文しない人って多くないですか? 別に文句があるわけでもなくて単純になんで待つのかなと、飲食店で働き始めのころから思っていました。 だって結局注文するんですよね。連れが来たら。 見てて思うに1人で先に注文している、飲んでいたりするのが嫌だということみたいです。それって気を遣うというより「先に飲んでるんだ」と思われたくないということでしょうか。でも何十分も注文せず

小さな飲食店に電話は必要か?

最近お店の電話を解約しました。 理由はいろいろあるのですが、常連様からnoteはまだ電話番号載ってるよと言われたので、消すついでに小さい飲食店に電話が必要か考えてみたいと思います。 お店に電話がないなんて雇われていたころは考えもしないことでした。 用途は様々です。お客さんからの電話はもちろん、発注はほとんどFAXでしたしインターネットやクレジット端末利用など、今もそうですがかなり使います。 ではなぜ解約したのか。ざっくり言えば電話がなければいけないという思い込みのほう

なんで日本ワインだけのお店を出したんですか、ってよく聞かれます

この質問は実に多く聞かれます。 もうあと何年もすれば日本ワインだけのワインバーなんて当たり前なになっているのかもしれないですけどね。 今の店を始める前からもずっと飲食業してきたわけですが、それまではイタリアンやフレンチといったお店でホールスタッフとして働いていました。 今考えると当時は日本ワインのことは見下していたのかもしれません。 まぁ、思い込みですよね。日本ワインなんて…みたいな 今でもそういった思い込みをしている人は少ないくはないと思います。 なのでずっと海

noteに自分の考えをしっかり書ける人がうらやましい件 ~そして半年ぶり~

このnoteの更新は約半年ぶり位なんですが、少しではありますが一応毎日読まれていると言うこともあり、唐突に、少しずつ更新しようかなと思います。 どういうことを書いていいのかと言うのは今でもなおわからない部分がありますが、一応僕は飲食店をやっていると言うことでその辺について書くのがいいのかなと思います。 どうでしょうか。 自分にとってどうでもいいと思うようなことも、多く書くことによってそれなりに、誰かしらの反応があるのかなと思ってやっていきたいと思います。 最近また色々

ワインバーシロッコの1年を個人的に振り返る

こんばんは。 もうすでに2019年ですが、ワインバーシロッコは去年の12月18日に無事1周年を迎えることができました。ありがとうございます! そんなんで2018年の1年間を(個人的に)振り返ってみたいと思います。 でもやっぱり様々な出来事があったのでnoteに投稿した記事で振り返ってみます。 2018年2月ですね。このときはまだまだ不安要素いっぱいでワインをどう楽しんでいただくかそれなりに考えていました。もちろん今もそうですが。 自分自身がワインバーに行くならどうい

2018年山梨ヌーボーまつりの盛り上がり

少し前ですが、日比谷公園で開催された「山梨ヌーボーまつり」に行ってきました。お店の営業前だったので1時間ちょっとしか居れませんでしたが、なかなかの盛り上がりでした。 ヌーボー(新酒)ですので2018年の葡萄から造られたワインが並びます。当然ながらワインは若々しくフレッシュなタイプが多いです。 開場時間を少し過ぎてから行ったのですが、すでに多くの人でにぎわってました。 37社が出展していたのですが、ワインを求めて長蛇の列ができているところと全く並んでいないところがあり、こ

北海道行きました③・札幌でワインバーと

厚岸の牡蛎も食べれました。 さて最終日。まあちょっと酒屋によって帰るだけですから前夜の話。 札幌での目的はワインバーに何件か行くことでした。結果的にみなさん優しい。貴重なワインもいただけました。1番印象的なワインは、 なぜか写真で後ろのナナツモリ2014 ドメーヌ・タカヒコ。エロいワインでした。若いヴィンテージは飲んだことがあったのですが、酸味も溶け込んできて複雑さもでてきて。ワインを寝かせる意味というのをあらためて、わかっていたつもりでも再認識しました。このワインはす

日本ワインバーの店主が「ウスケボーイズ」を観てきた

観てきたのである、ウスケボーイズ。 偉そうなタイトルを付けたが書く内容はたいしたことない。むしろくだらない。 昔から読書感想文などは嫌いで、学校の先生からも「もう少しまじめに書きましょう」と言われたくらいだから本当映画の感想など良く書けるわけない。 では本題に入る。 最初から結論を言えば、この映画を見終わった後に「日本ワイン、飲みたいな」と思ってもらえればそれでよいと思う。 日本ワインバーの店主だから。 いや、それだけでなく日本ワインに興味なかった人が気になりだし

北海道行きました・小樽で日本酒とビールと

10月の中旬に北海道に行ってきました。 3連休ってひさしぶりだからドキドキ落ち着かない感じでしたが、有意義な旅になりました。ありがとうございます。 小樽、余市、札幌と行ってきました。 当初、ワイナリーを中心に行く予定でしたが、やはりというか当たり前というかワイナリーは今忙しい時期なのでいけないところが多かったです。 でも休暇も兼ねてますのでとりあえず行きます、北海道。 空港から小樽まで。そこそこ遠いですね。 今日は観光と食がメインなので 市場を見学しーの 海鮮

ワインのボトル○○○はじめました

例えばレストランなりバーで1人でボトルワインを飲もうと思ったとき、1本飲みきれない人はどうするか。 ①飲みきれなかった分は残して帰る ➁飲みきれなかったワインを持って帰る ③そもそもボトルで飲まない な感じでしょうか。私は③でございます。ワイン1本なんて1度で飲めません。アルコールに弱いのです。付け足すと飲みたいワインがボトルでしかなかった場合もよほど飲んでみたいワインでない限り諦めます。余裕があればお店のスタッフたちに飲んでほしいのですが。そう毎回できるものでもあり

思い切ってボトルワインの値段を変えてみた

ボトルワインの値段を変えました。 安くなったものもあり、高くなったものもあります。 ワインの納品価格に対してプラス3000円で出すことにしました。ですのでほとんどのワインは安くなります。 安いから売れるという単純なことではなくて、私が1番飲んでほしい価格帯のワインは3000円前後なんです。このあたりですと大きく外れることもないですし、大量生産できないワインも飲めます。このワインをレストランなりワインバーで売ろうとすると、まあ一般的には9000円くらいでしょうか。気軽に飲

シャトー・メルシャン 大橋健一氏によるセミナーに参加しました

今回のセミナーはざっくり言うとマスターオブワインの大橋健一氏がメルシャンのブランドコンサルタントをしていまして、どういったことをしているかというお話でした。 もちろんワインのテイスティングもありましたが、はっきり言って大橋さんの話がかなり興味深く(実際2時間のうち1時間30分はお話でした)、テイスティングの時間も短かったので、話の内容を中心に書いてみます。 ワインのラインナップ2018年の10月からワインの表示ルールが変わるのですが、それに伴ってメルシャンは産地名までしっ

そういえばお店を出したかった場所が1つありました

前回書いたやつを読み返したら、なんて夢のない話なんだと我ながら引き気味ですが、嘘ではないからしょうがない。 出店場所を探しているとき、この街に出せたらいいなあと少し通って調査していた場所があります。 奥渋谷です。 もともと「アヒルストア」にご飯を食べに行って、この周辺の雰囲気がいいなと思ったんです。しかもその後にアヒルストアができるまでの本を読んで思っていたより家賃が安かったんです。これは探すしかないと奥渋谷にしばらく通いました。 結局はよい物件は見つからずに諦めるこ