雨が降り出せば。降り止んだ雨と、かからなかった虹。

雨が降り出せば 今日も始まる
心踊り出す 横浜カーニバル

雨の日限定のこの唄。どんな時でも前向きでいようとするマリノスサポーターらしいと言えばらしい、シンプルで悪天候の不快感が楽しい気持ちへと様変わりしてしまうこの唄。

今日の横浜ゴール裏も、雨かつ平塚アウェイレモンガススタジアムという精鋭の集まる条件下でこの唄をピッチ上へ送り続けた。

試合が進むにつれて強くなる雨足に比例して、我らが横浜F・マリノスの攻撃も勢いづいていった。

「せっかくの天気なんで歌いましょう。多分5分後に雨止みますけど。」

後半20分のアンデルソンロペスから始まった横浜カーニバルは、後半36分、湘南ベルマーレ鈴木章斗の同点弾により1-1の幕引きを迎えた。

12本の枠内シュートを1つしか沈められなかった事。雨のピッチで湘南の倍近いパスを成功させた事。一概には言えないものの、走行距離とスプリント数の両面で負けてしまった事。など、あげ始めればキリがないくらいに複雑な要因が絡み合った1-1というスコア。

ただ、プロスポーツでは何よりも結果が求められ、どれだけ過程が美しかろうと誰もそこだけでは評価してくれないし、してはいけない。

だからこそこんな試合では、まず何より試合に勝ちきった上で、諸々の反省点を持ち帰ることが大切であるのだ。


マスカット将も、試合後のコメントでは

「とにかく勝ち点2を失ったなという感じはする。」

「なんとも言えない気持ちで、引き分けに終わってしまったなという感じ。」

「取れた勝ち点2を自分たちが取れなかったことが悔やまれる。自分たちができていた部分が多い中で勝ち切れなかったのは悔しい。」

などと、悔しさを多く覗かせている。

自分たちのやりたい事にチャレンジし続けたことで実った後半のボール支配と得点は、まさしくしてやったりであったのだと思う。

そんな中で勝ち点を取りこぼしてしまったとも言える試合結果となった事が本当に残念である。

角田 涼太朗
「前半の途中まではバタつく場面がチームとしても個人としても見られましたし、ただそのなかでチャレンジし続けた結果が、後半のボール保持につながったと思うので、あのように前からプレッシャーをかけられたことに逃げずにつないでいく姿勢というのは続けなきゃいけないと思います。
そして反省すべき点は反省して、また切り替えて高めていくしかないと思います。」

選手は前を向いている。チャレンジした事と上手く行った事、そうでなかった事。それらをハッキリと区別し反省し、前を向いているのだ。

俺にはその後ろ背にそっと手を掲げることしかできないけれど、その掲げた手の先に銀皿があることを夢にみて、性懲りも無くまたスタジアムへと足を運びます。ではまた、ルヴァン磐田で。

うっちです(言葉強いです)

雨天のレモンガススタジアム。
お疲れ様でした。

今日、僕らはついにゴール裏最前列へと足を踏み入れました。

ネットでいくら声を大にしようが、現地で選手と共に精一杯のでかい声を出して闘っていたサポーターには勝てません。

現地に来ている人ほど、あの空気を肌で味わっている人ほど理解してくれると思います。

勿論、応援の形は様々であるというのも理解出来る年齢ですし、来られない試合がある事くらい名古屋住みの僕が1番理解しているつもりです。

ただ逆に言えば、選手の後押しを直接するべく自ら環境を作り出し、現地に来ている人も少なくありません。

Twitterなどで見掛けるようなありきたりなフレーズが僕は苦手です。

自分で出来ないなら文句を言うなだの、勝ちが当たり前だと勘違いしているだの、極めつけは、現地に来られない人もいるという事実を盾に、現場の空気を何も知らないような講釈を垂れたり。

最近では、FC東京の長友選手がサポーターの声援について言及した件も少し話題になったりしました。

何とかやりくりして現地へ通う僕らへ達観したような意見をぶつけてきたり、ご講釈を頂いたりする前に、一緒にスタジアムで闘いませんか。

ダラダラと思いつくままに書き並べた挙句、言いたいのはこれだけですが、マリノスを愛している者同士、是非、来られない理由ではなく行く理由を見つけて頂けたらなと思います。

伝えたいことが上手く伝わっていたいかもしれないし、noteを書いていながらそこを伝えられないのは100%僕の力不足で身勝手ではあります。

ただ、排他的な意見が言いたい訳でも、変な論争がしたい訳でもないので、ここまで読んでくださった方が少しでもこの気持ちを汲んでくれる事を切に願っています。







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