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私を成長させてくれたアメリカ留学〜現地のバスケット部に入部した話〜

みなさん、こんにちは。トラベルライターのMarです。
私の人生の中で大きな出来事は何だろうと考えていると、やはり留学がすぐに浮かびます。

今までで1番大きな決断でもあり、1年で大きくお金が動く出来事でした。親元から離れたこともない、未熟な20歳の大学生が英語を話せるようになりたいという気持ちだけでアメリカ留学を経験し、何を得たのか。

英語を身に付けたい人や、留学に興味がある人にとって何か役立つことがあれば、嬉しいです。


◻︎アメリカ留学の決め手

ホストファミリーとお出かけした時の写真(アメリカ)

私が留学したのは、アメリカの北米西海岸に位置するオレゴン州、ポートランドという街です。

大学の協定校になっていることもあり、留学帰りの先輩の話を聞く機会がありました。どの先輩も「ポートランドは本当に良かった!」「しっかり授業に参加して、やるべき課題をしたら英語は伸びる」と評判が良かったです。先輩達が英語を流暢に話す姿を見て、「私もポートランドしかない」と思うようになりました。

私の学校はPortland Community College。私は、ESOLというクラスに通っていました。

ESOL(English for Speakers of Other Languages)とは、英語を母語としない生徒のために開発された教材を使い、アカデミック英語を鍛える特別プログラムです。

◻︎勇気を出して行動した、バスケット生活

チームメイトとコーチ シーズンが始まる前の写真

大きな費用を払って、決めたアメリカ留学。せっかくなら、他の人が留学中にあまり出来ないことをやりたい。

私が選んだのは、PCC(Portland Community Collegeの略)で現地のバスケットボール部に入ることでした。(あまり上手ではないですが、小学校から高校までバスケットボール部に所属していました)

バスケット部へ入部する初日、体育館に踏み出し、周りを見ると、コーチもプレイヤーも私以外、全員アメリカ人でした。

自分だけが留学生だったこともあり、場違いかなと感じたことを今でも覚えています。

9月25日から3月11日まで約半年間、平日の授業終了後は、毎日アメリカ人に囲まれ、練習に参加しました。

バスケを通して学んだこと

◻︎日本との違い

タイムアウト後のエンジン

1番初めに感じたことは、コーチと選手達の距離感です。2年制大学で、お互い大人ということもありましたが、腕を組んで歩いたり、会話もフランクだったことが印象的です。

また、練習の合間に少し遊びを加えていました。選手がフリースローを5回中4回成功できなかったら、連帯責任で全員が走りますが、選手が4回シュートを成功させたら、コーチが走るという、コーチ自身が走ることもありました。笑

また半コートからシュートを打ち、シュートが入った上位3名が5ドル〜1ドルお金を貰うという遊びもありました。もちろんコーチの自腹です。笑

「アメリカ自由だな〜」と思わされたことは、公式戦で5vs4の試合をしたことです。バスケットの試合は普通5vs5で行われます。1人足りない状況で、試合が行われて、「これってありなんだ〜」と驚かされました。

◻︎継続して努力すること

試合中ツーハンドでシュートを打つ私

大学の附属のESOLのクラスに通っていたため、宿題も多く、授業のスピードもかなり早かったです。

その中でも、毎日休まず、バスケの練習に参加し続けました。

自分だけが留学生で、選手もコーチも全員アメリカ人の環境化の部活。「早くみんなに認めてもらいたかった」それが私の本音だったと思います。特に走る練習は、バスケが下手でも、誰でも、頑張ればできることなので、そこは意識して練習に参加していました。

自分ができることを意識してやっていると、途中から、自分がスタートで試合に起用されるようになりました。

・チームメイトの英語が早すぎて何言っているのか理解できなかったこと
・言語の壁があって、他の選手に比べて、悔しい思いをしたこと
・私がスタートで試合に出ることをよく思わないチームメイトとの衝突
・言いたいことを英語で言えず、泣き出してしまったこと

co-most improved の楯

バスケ部に入って、色々ありましたが、3月の終わりには、チームの中で、co-most improved player「最も成長した選手」に選ばれ、楯を貰うことができました。

コーチやチームメイトとのコミュニケーションの中で、生まれた信頼関係が試合でも少しずつ影響されていきました。

◻︎自分がやってきたことが留学中の強みになる

サプライズで写真と花を用意してくれていたコーチ陣

何気なく自分が続けていた「バスケットボール」が留学中に、私の1つの武器になっていました。

留学で+αやってみたいなと思っている人は、日本で何か自分の好きなことを極めておくと、留学先でも、共通の趣味を持った人と関われる可能性が高くなります。

私の場合は、それがスポーツだったのですが、私の友だちは、Japanese Culture Dayというイベントを放課後に企画し、沖縄の伝統的な楽器、三線を披露していました。

自分の国や生まれ育った故郷について誰かに伝えることは、留学生活ならではの体験です。

最後に

チームメイトにかいた手紙

留学が私に教えてくれたことは、勇気を出して行動に移すこと。最初は現地のバスケ部に入ることに臆病になっていましたが、いざやってみると、いつの間にか、バスケットボールが私の日常になっていました。

日本で味わったことのない、苦しさや嬉しさも沢山ありましたが、それ以上に、言語の壁を超えて、人とのコミュニケーションや繋がりが宝物です。

自分ができることを行動に移していくことで、最後は笑って「終わりたくないな」と思いながら、留学生活を終えることができました。英語以上に、色々なことを経験しました。

留学から7年。今はワーキングホリデービザを使って、オーストラリアにいます。久しぶりの海外生活でまた臆病になっている私ですが、自分がどれだけ海外で挑戦できるのか、海外でしか味わえない体験をできるように、がんばります!



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