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千葉ロッテマリーンズの球団理念とは?

皆さん、こんにちは!
このたび、千葉ロッテマリーンズの公式noteを開設しました。
いつも応援してくださるファンの方々に、マリーンズをもっと広く知っていただくため、球団の各部署で働いているスタッフが入れ替わりで投稿していきます。

初回は、球団オフィシャルライターの長谷川が担当します。普段は選手たちの記事を書いていますが、noteでは“球団理念”にまつわる出来事を紹介していきます。

理念を策定したのは球団職員

はじめに、皆さんは“千葉ロッテマリーンズ理念”の存在をご存知でしょうか?
チームの方針も、地域との関わりも、動画や写真の情報発信も、ZOZOマリンスタジアムのおもてなしも、営業やチケットなど多岐にわたる業務も、球団に関わる全ての人々が同じ理念に基づいて行動しています。

まずは、球団の普遍的な価値。

  • Our Mission(マリーンズの使命)
    千葉ロッテマリーンズは、勝利と頂点を目指す集団であり、関わる全ての人々の誇りであり続ける。

  • Our Belief(マリーンズが勝つための三カ条)
    勝利への挑戦 / 勝利の熱狂 / 勝利の結束

  • Our Values(マリーンズの行動指針)
    常にプロフェッショナル / 常に挑戦者 / 常に楽しむ / 常にリスペクト

そして、2025年までの中期目標である“Vision 2025”

  • 新たな常勝軍団に
    自他共に認める、令和の常勝軍団になる。

  • 新たなスポーツエンターテインメントの創造
    時代に適応した、新たなスポーツエンターテインメントを創造、提供する。

  • チームブランドの強化
    目の前のクオリティを突き詰め、マリーンズブランドの価値を高める。

  • 地域提携の強化
    地域コミュニティと共に成長し、地域経済にも貢献する。

大切なのは、実際に働く職員の考えが反映されたということ。これまで存在しなかった大きな道筋を決めるため、理念策定プロジェクトは社内公募によって発足しました。マリーンズの価値とは何か、自分たちの将来はどうあるべきか。球団の明日をつくる“当事者”として約半年にわたる議論を重ね、球団設立以来初の理念が誕生しました。

職員が千葉ロッテマリーンズを語るとき、気持ちは常に同じ方向を向いています。

「僕たちは何のために仕事をしているのか、目的をもっているのがプロだと思います。お客様に喜んでいただいてお金をもってくるのが営業の仕事で、そこに対してちゃんとプロ意識をもてているか。プロ野球選手は、野球をするプロ。僕らは、プロ野球選手が輝ける場所を用意するプロ。そこに僕はこだわりをもち続けたいし、一番意識していますね」
(BtoB 本部 法人営業部)

「語弊があるかもしれないですけど、負け犬根性を払拭していきたいと思っています。こちらの経営サイドとしても『マリーンズはこんなものでしょ』と思っていてはいけなくて、勝者のメンタリティーは、試合に出るメンバーでなくても、どの業務に携わっている方にも共通すると思います。もっともっとできる、もっと先に行けるという意識を常にもっていたいです」
(マーケティング戦略本部)

「選手は死に物狂いで、むしろ選手の方が、明日をかけて人生をかけてがんばっていると思うと、僕らはサラリーマンであるけれど、同じ組織の人間として、常に背伸びしながらがんばり続ける姿勢が必要ですよね。それが行動指針の4つにつながってくるのだと思います。仕事をしているとモチベーションが落ちることもありますけど、(理念は)そんなときに立ち返るポイントになると思いますね」
(ボールパーク統括室)

球団職員だけでなく、チームにも浸透していく

プロ野球球団としてチームの存在は欠かせません。
井口資仁監督は、Vision 2025の“新たな常勝軍団に”という言葉を強く打ち出しています。今年の春季キャンプ取材で語っていただいたとき、常勝軍団になると言い続けることは、チームの成長と密接に関係しているのだとわかりました。

「球団と我々で、常勝軍団にしていく中期的なビジョンをたてています。“常に優勝争いをすること”という始まりだったのが、2025年まで“優勝をし続ける”という、常勝軍団のなかでの目標が段々と上がってきています。チームとして強くなってきているのではないかと思いますね」
(井口資仁監督)

監督が先頭に立てば、必ず選手たちに伝わります。
キャプテンの中村奨吾選手は「細かいことを徹底することが常勝軍団につながると思うので、選手ひとりひとりが意識していくことが大事」と常に忘れずにいることを強調。
選手会長の益田直也投手は「当たり前のことを当たり前に、常にやれることをしっかりとやることが常勝軍団につながる。相手も勝つために戦っているので、それ以上に強い思いをもちたい」と勝利への執念をにじませます。

理念策定をきっかけに“常勝軍団”という言葉が使われるようになり、これから浸透して当たり前になっていく。小さな変化を目の当たりにするたびに、少しずつ実現に近づいているのだと感じることができます。

監督も、選手も、職員も、関わる全員に共通する思い。その理念のもとで発信する全てのものが、マリーンズファンの心に響くことを私たちは願っています。
では、実際に理念をどう反映させているのか。より浸透させるために何をしているのか。
今後の投稿では、球団の具体的な取り組みを紹介していきます。

文:長谷川美帆(千葉ロッテマリーンズ オフィシャルライター)


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