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🐇⑥ただの素人だった私が【大和なでしこ】になるまで

↑の続きです。

<前回までのあらすじ>
「大和なでしこになりたい!」と思い、着付けと茶道を学べるところを探していたら、只者ではない日本舞踊の先生と出会い、気がついたら弟子入りし、大和なでしこ修行がスタートしたのだった。

汗と涙の大和なでしこ修行スタート

師匠曰く、大和なでしこになるために学ぶべきことは3つ。

  1. 着付け

  2. 茶道

  3. 日本舞踊

この3つを学べば鬼に金棒。最強。
そう伺った私は、よく考えもせず弟子入りしました。

(習い事よりちょっと本格的って感じかな?)

そんなふうにゆるーく想像していましたが、習い事とお稽古は全然違いました。

お稽古と習い事の違い

■教える人と習う人の関係

【習い事】
<先生と生徒(お客さん)の関係>
・どちらかといえば、お客さんの方が立場が上。
・レッスン以外での関わりはとても少ない。

【お稽古】
<師匠と弟子の関係>
・圧倒的に師匠の方が立場が上。師匠の言うことは絶対。
・お稽古以外での関わりがとても多い。自分の日常生活もお稽古の一部。

■レッスン人数


【習い事】
<グループレッスンがほとんど>
・通常はグループレッスン。
・周りが上手だと居た堪れない。上達はゆるやか。

【お稽古】
<マンツーマン>
・師匠からみっちりご指導いただく。
・自分が出来ないと先に進めない。いやでも上達する。

■レッスン時間の長さ


【習い事】
<あらかじめ、レッスン時間の長さが決まっている>
・基本的には短くも長くもならない。時間通り。
・生徒によってのカスタマイズは大抵の場合ない。

【お稽古】
<お稽古時間は師匠がその時決める>
・当日の弟子のメンタルや体調を察した師匠が長くしたり短くしたりする。
・弟子のその日のコンディションによってカスタマイズされる。


こんな感じにお稽古と習い事は全然違います。

習い事に似ているものだと思っていた私は、初めてのお稽古に勝手が分からず、スタートから盛大につまずくのでした。

何も分からない赤ちゃん状態

念願だった大和なでしこ修行のスタートラインに立ったはいいものの、赤ちゃんのハイハイのように遅いスタートでした。

  • 真っ直ぐ立ったつもりでも、背筋は曲がっていてグラグラ。

  • 和室にどうやって入室したらいいのか分からず、入口で固まってしまう。(見かねた姉弟子に助けてもらいました)

  • 不器用すぎて満足に紐が結べず、着付けはぐしゃぐしゃ。

あまりにも出来なすぎて恥ずかしく、顔から火が出そうでした。

穴があったら入りたい!なんなら、私にここで穴を掘らせてください!お願いします!
とお稽古の度に思ってました。

しかし、このときよりも、さらに自分の無知を思い知り、両手で覆ったまま顔を上げられない経験をすることになるのです。

続きます。


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