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「ホントの自分」はどこにある?

「キャラ」っていう響きって、どうですか?
わたしはあまり好きではありません。

きっと
「キャラ」に苦しまされてきた過去があるので
少しトラウマになっているのでしょうか。

「キャラ」ってその人本来の姿ではなく、
作られた性格、人格を表しているものです。

それが自分自身を苦しめない程度なら
もちろん「あり」だと思います。

しかし、周りの目線を気にするが故の
自分に嘘をついて、辛くなるほどの「キャラ」を
演じているのは見逃してはいけないのでは
と感じています。

そもそも「キャラ」を作らず、
本当の自分の姿、自分をさらけ出して
人と関わっていけたら
それが一番に越したことはありません。

怒りっぽい自分
冷めた自分
だらしない自分

誰しもほかの人に見られたくない、
素の部分があると思います。

どんな時の自分も
いつでもだれにでも見せられるような
完ぺきな人なら、
「キャラ」なんて作る必要はありません。

(こんな自分を見られたら嫌われるかな)
(ホントの自分を知られたら友達になってくれないかな)

そんな不安や自信の無さから、
他人に嫌われないようにするために
「キャラ作り」が始まってゆくのです。

そしてその「キャラ」が
本来の自分とかけ離れていればいるほど、
自分の本当の気持ちとのズレが大きくなっていき
心がバラバラになってしまうのです。

そうなると、
人と会いたくなくなったり
人を信じられなくなってきます。
自分のことも嫌いになってしまうでしょう。

他の人とうまくやるような技術は
【本当の自分を越えない程度】
にした方が良いのです。

他人と上手くやっていくための「キャラ」が
自分を責めてしまうものになっては
元も子もなくなってしまうから。

「キャラ」に固執するのは「優しい人」

「キャラ作り」しない人が優しくない人
ということではありません。

誰もが少しばかりでも「キャラ」を
作っていると思います。

お家にいる自分と
一人時間のときの自分と
会議をするときの自分では違いますよね。

ZOOMするときに、ズボンはパジャマでも
上着は着替えますよね。

「キャラ」を作るのは悪いことではありません。
その濃さが重要なのです。

自分を見失うほどの、
濃い「キャラ」を作ってしまっては
長続きしないし、すぐに疲れてしまいます。

優しいさが強い人ほど
この「キャラ」作りが濃くなる傾向があります。

人の辛さや弱さが手に取るようにわかるから
自分が辛い時でも、「大丈夫キャラ」を演じて
その人の分まで仕事を引き受けたり、
いやなことを頼まれたりします。

心では自分も本当はすごくイヤなのに、
あの人も嫌だから代わってあげよう。
あの人はツラいはずだから、
私が引き受けてあげよう。

(本当は自分も早く帰りたいのに。)

優しさキャラが出てきてしまって
本当の自分の気持ちを押さえつけてまで
進行しようとします。

優しいことは素晴らしいことです。
しかし、本来の自分をガマンさせてまで
自分が壊れてしまうまでして、
人に優しくすることは間違っています。

人に優しく出来るのは
自分の心が充分に潤っているときでいいのです。

優しい人は、
人の輪の調和を気にします。
自己犠牲をしても人を助けようとします。
人に嫌われることが怖いんです。

だから濃い「キャラ」作りをしてしまうのです。
「キャラ」に固執してしまうのです。

ホントの自分を優先しよう

日々の暮らしの中で
人は一人では生きていけません。

どんなに強がっても
どんなに工夫しても
必ずどこかで、人との関りがあるからこそ
生きていけるのです。

そしてその関りに感謝しながら
生きていくことが、毎日を豊かにしてくれます。

仕事に行けば、上司や部下がいたり
学校ではママ友との付き合いがあって、
役員とかもあったりしますよね。

家族との付き合いでは親戚や義理の両親との
付き合いもあるかもしれません。

そんなたくさんの関わりの中で
自分の本来の姿で接してみたら
うまくいかない場面もあるでしょう。

少しでも人との調和を考えると
必然かつ自然に、
人間関係をスムーズにするための
何らかの手段が必要になってきます。

そのままの、
素のあなたが一番魅力的なんです。

そして
ありのままの自分の気持ちを大切に。
最優先で考えていきましょう。

離れていく人はどんなことをしても
離れていくものです。

偽った自分で良好な関係を築けても長く太い関係になることはありません。

どんな自分でもそばにいてくる人は
必ずいます。
そんなありのままのあなたを
受け入れてくれる人を
大切にしていきましょう。

おわりに

あなたの心がやわらかくありますように。
あなたの人生が輝きますように。

読んでくださり、ありがとうございました。
☆仕事に関するお悩み、人生相談、なんでもお聞きします。
一人で抱え込まずにお気軽にお話しくださいね。


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