商業漫画掲載のお知らせ
現在発売中の『ひとりごはん No.54』(少年画報社刊)に読み切りが掲載されています。今回はスパイスのくくりでケバブサンドを描かせていただきました。
滞在許可証の申請〜受取というフランスでの大仕事(大仕事です…)を終えた主人公の千寿は、気晴らしに旧市街へ。そこでスパイスの匂いにつられて入ったのがケバブ屋で…というお話。
このシリーズは毎回私が経験したフランス生活の大変さを1〜2割に薄めてエピソードにしているのですが(あまり苦労話や愚痴にしないようにと担当さんに言われている😂)、今回の滞在許可証をゲットするエピソードはいつか使いたいな〜と考えていたものでした。
はしょっていますがこんな流れです。(本当は健康診断や文化講座の受講なども義務付けられています。)フランスも役所関連はだいぶ書類社会です。
ケバブは日本では飲食店が集まっている場所や移動販売車で売っているイメージですが、フランスだと結構いたるところにお店があります。私が住んでいる街にもたくさんあって、多くは北アフリカや中東からの移民が経営しています。
サンド用のパンは20cmくらいあって、そこにこぼれるくらい肉を挟んでくれるので、でかいな!という印象です。私も最初のうちはでかいな〜と思っていたんですが、だんだん慣れてきて食べられるようになる…おそろC。
ケバブ肉にも味がついていますが、ソースをお好みでかけてもらいます。たくさん種類があって、スーパーの調味料売り場なんかにも並んでいます。私は最近はアルジェリア風という刻み玉ねぎが入ったピリ辛甘い味のソースがお気に入りです。
今回もうんちくやフランスの背景を頑張りましたので、読んでいただけますとうれしいです! だんだんジローに似てきた夫も出ます。
電子書籍版ものちほど発売になります。
さて、8回ほど描かせていただいたこちらの読み切りシリーズは今回で一旦最後となります。誌面の路線変更により連載作品を増やしていくということで、こちらの作品を連載に…というなんとなくの案もありましたが、現在の私にオリジナルの商業連載は荷が重いなと思い、ここで終わりにさせてもらいました。(隔月10ページという分量だったので続けられたのもある。)
とはいえ、とても面白く興味深い経験をさせていただいた雑誌でした…!
読んでくださった方々もどうもありがとうございました🙇🏻
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