【連載第1回】やりたいことがわからなかったごく普通の大学生がコピーライターとしてデザイン事務所で働き始めるまで
こんにちは、片倉まりなです。
本日より、「やりたいことがわからなかったごく普通の大学生がコピーライターとしてデザイン事務所で働き始めるまで」を何回かにわけてお伝えしていきます。就活浪人のことや現在の仕事の状況といった、極めてパーソナルな内容を含みますので、有料記事とさせていただきました。そのぶん、詳しい心情や具体的な選考内容などもできる限り書いていきますので、興味のある方はぜひお読みいただければと思います。
それでは、どうぞ。
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「コピーライター」という響きには、なんとも言えないカッコ良さがある。自分がその職業についてしまった今ではカッコ良いなんて1ミリも思わないが、それでも、美容師さんやアパレルショップの店員さんに自分の職業を説明した時、「コピーライターなんですか?かっこいいですね〜」なんて言われると、満更でもない気持ちになるのは確かだ。
御多分に洩れず、大学生のころの私も仕事内容をよく知らないまま、「コピーライター」という肩書きに惹かれている節があった。会社の知名度や初任給の高さを気にする感覚に近いと思う。聞こえの良さというのだろうか。人に話したとき食いつきが良さそうとか、話題が広がりそうとか、本当は他人がどう思うかなんて仕事選びのときに気にする必要全くないのだけど、やっぱりどこかでちょっと自慢したい気持ちがあった。
そもそも、言葉を仕事にしてみたいと思い始めたのはいつだったか。
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