住み込み記録
いつか柑橘農園へ行ってみたいと思っていた。
(みかん食べ放題に違いないから)
そして実際思惑通りだったので遠慮なく頂いていたら手のひらの黄色味が増した。
その夢が叶ったひと時を記しておこう。
初日
昼から夕方まで働き、夜中1時まで飲んだ。
翌日
畑で収穫作業
賄いシェフが来た。
10数人分を1人で作るのは大変なので夕方からシェフのヘルプへ。
金曜日
倉庫作業。箱作り、伝票貼り、いわゆる雑用だったけれど目に見えて上手くなっていく感じが心地よかった。
今日も仕事終わればお料理チームへ。
言われた通りに野菜を切る。空いた時間にシンクを片付けていく。綺麗なキッチンは気持ち良い。
土曜日
倉庫作業、次は電動リフトを使ってみかんがたっぷり入った重たーいコンテナを運ぶ仕事。それから選果機へ入れる前に腐りものがないかざっとみかんに目を通す。まだコツが掴めない。晩御飯なにかなと言いながら頑張る私たち。
そんな時にシェフ帰っちゃう。
さよなら会、3時まで飲んだ。
日曜日
倉庫作業。昨日と同じことを。2回目は少し慣れてきて面白がる余裕ができた。キズモノも凹みも普段出回らない子がたくさんいる。
ひとつひとつが愛らしい。
月曜日
今日は雨でおやすみ。
メール無視してネトフリでも観て
パジャマのままでウーバーイーツで
なんか頼んでお風呂一緒に入ろうか
火曜日
2つ下の子が2泊3日で仲間入り。
目が大きくて天真爛漫の表現がぴったり。
同じ左利きで、きのこが嫌い。なんて良い子なんだろう。
水曜日
きのこ嫌い2人がきのこ鍋を作るなんてことがあり得た日。私はご家族に好き嫌いの話を出来ないので何食わぬ顔できのこを食べてみせた。あとからさすがですね!大人です!って言ってくれたあたり、この子は世間から愛されるタイプだと確信した。
木曜日
みんなで夜ご飯を作って食べた。
トマト肉じゃがと鶏と野菜の卵とじだった気がする。あと2品くらいあった気もする。その日は膝の上に一歳が乗ってきてくれたのでご飯よりもその嬉しさでそのほかの記憶が曖昧である。
2回目の金曜日
仕事終わりに温泉までドライブ。
帰りに脱輪してパンクした。
道路を塞いでしまい、コワモテスキンヘッドのトラックの運ちゃんにとりあえずにっこにこで缶コーヒーを渡したこと、忘れない。
土曜日
すっかり大好きなお姉様方のシェアハウスへお邪魔することになった!
なに食べたい?と聞かれたので遠慮なく、白ご飯進む系で!とリクエストさせていただく。
結果、3人で食べるには想像以上の品数とごま油&ニンニクのワナにかかり、もう細かいメニューは忘れたが、とにかくご飯3杯はお代わりした。
最終日
あっという間。もう農園だけじゃなくてこの地域が好きになっている、と伝えると
それなら移住しない?と迷わず話してくれる。そういう人柄がもう魅力的だ。社交辞令だとしても自分が良いように真っ直ぐ信じる私。また行くの。
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