見出し画像

ヨーロッパのお土産スノードーム11選

旅行に行くとお土産って買いますよね。
その土地の特産品だったり、景観や美術品のポストカードとか。
日本で買うと高いものも、海外だったら意外と安く手に入ることもあります。

とにかく、選択肢が多い。毎回買うとき迷ってしまう…。

そこで、数年前に私は自分でお土産ルールを決めました。
「自分へのお土産は、スノードームしか買わない!」と。
その土地でしか手に入らないし、価格も安いし、かわいいし、お土産として最高なのでは…?

そうして集めたスノードームたちが、今では実家の棚にカエルの卵のごとくあふれています。その中でも特にお気に入りのものたちを旅の思い出と一緒に紹介させてください。

まずはこちら。

画像2

リガはラトビアの首都。
シンプルで茶色の土台がお気にりです。スノードームの中の建物はよくわかりません…。教会かな。

リガはほぼ旧市街しか行ってないけれど、めちゃくちゃ楽しかったのを覚えてます。1時間くらいですべて見回ることができるコンパクトさと、アール・ヌーヴォーな雰囲気。お店の装飾や外観が可愛かったなぁ。

画像1

エストニアの首都タリンに行った時に買ったもの。ドームの中はタリンの大聖堂のルター派の教会で、右側の塔みたいなのが聖オレフ教会。左側が太っちょマルガリータというユニーク名前の建物。

タリンの要所ぜんぶ乗せ!みたいな豪華なスノードームです。

タリンへは、真夜中にバスで着いてほぼ迷子になりながらたどり着いたゲストハウスで、魔女みたいな人に出迎えられて泣きそうになりました。でも個室が€7という破格。

次の日寝坊して、昼過ぎの船に乗ってヘルシンキに行く予定だったので、実は観光はほとんどできません…。港に行く途中にある太っちょマルガリータを「へー」と横目にみた程度。なので大聖堂も聖オレフ教会もよくわかりません。。

そんな悔しさを抱えて行ったヘルシンキで買ったスノードームがこちら。

画像3

これ公式なのかどうかも分からないのですが、ヘルシンキ中央駅の中にあるお土産屋さんで買いました。土台部分のミーの顔が最高じゃないですか。ポニョの兄弟?

スクリーンショット 2019-09-23 19.34.39

北欧の物価にしては安かったな…€6くらい。
このムーミンのスノードーム、調べてみて驚いたのですが、日本で手に入れようとすると4,000円くらいするそうです。

ヘルシンキは今でも覚えているのですが、観光した日がその冬いちばんの大雪で、道に止まっている車がぜんぶ屋根まで雪に覆われていて移動がつらすぎました。でも、雪が街灯を反射して、夜空がオレンジのような、紫のような不思議な色でした。別世界みたいだった…。

画像4

北欧つながりでスウェーデンのストックホルム。
スノードーム自体も、なんだか色付けが素敵なのです。土台の濃い紺色に黄色い文字が映えて、建物も爽やかな着彩。

フォトグラフィスカという写真美術館がすごく良かったです。絶対に行った方がいい。友人と行って、どの写真がどう良かったのかを語り合ったのがいちばん楽しかったなぁ。

あと街中にセブンイレブンが多かった思い出。

画像5

オランダのアムステルダムで買ったやつ。

赤いスノードームってあんまりなくて可愛い。周りに付いている黄色いやつはオランダ靴。かわいい〜。

アムステルダム、物価が高くて、交通費をどう節約しようか悩んでました。でも徒歩には限界あるしなぁとバス停で椅子に座っていたら、見知らぬマダムからオランダ語でまくし立てられて交通チケットを差し出され「!?」って思っていたら他の人が「いくらか残っているけど、使わないからあげるって」と通訳してくれました。

最初オランダ語でまくし立てられた時には「もう死…」と思ったけど、いい人すぎでした。Bedankt!

画像6

クロアチアの首都ザクレブ。

ザクレブは赤いハートのクッキー「リツィタル」というのが有名みたいで、赤いハートのモチーフが街中にたくさんありました。

中でもユニークで面白かったのは「失恋博物館(Museum of Broken Relationships)」。
失恋にまつわる思い出の品が展示されている博物館。遠距離恋愛中のカップルが、会うたびに足をちぎっていたイモムシのぬいぐるみとかが展示されています。

一部がここで紹介されているので興味のある方は
→ https://tabi-labo.com/266159/broken-hearts

画像7

同じくクロアチアのプリトヴィツェ湖群国立公園限定のスノードーム。中身は熊です。

滝と透き通る湖が有名。本当に綺麗だったなぁ。心も美しくなるタイプの自然美です。

プリトヴィツェは4日間くらい滞在しました。おじいちゃんと孫がやっているペンションに泊まって、近くのレストランで食事。あとは何もなくて、自然があるだけで、その環境が最高に癒されました。

画像8

これも同じくクロアチアのドゥブロブニクのスノードーム。ガラス部分が移動中に割れてしまいました…。気に入っていたのでつらい。

クロアチアの国内はバスの移動が想像以上に良かったです。
ほとんど海に沿って移動するので、ただひたすらの青、青、青。

途中でボスニア・ヘルツェゴビナの国境を越えるので検問が入ります。バスを一度降されてパスポートチェック。悪いことしてないけど大丈夫かな…国境超えられるかな…という不安な気持ちになれます。それ気持ちもセットでバスの移動はおすすめ。

画像9

チェコ、プラハ。

このスノードームかわいい〜!シンプルで縁取られたリボンにPRAHAって。最高!
プラハだから勝手にごちゃごちゃっとしたスノードームをイメージしていたけど良い意味で予想を裏切られました。

ちょうどプラハ大学に留学に行っていた友人と合流し、フランス人の彼女曰く「旧市街は観光客ばかりでナンセンス」らしいので、あんまり観光っぽいことはしてません。大学にこっそり入って映画の上映会に参加したことを覚えてます。ヤン・フジェベイク監督の『この素晴らしき世界』。すばらしい作品でした。

画像10

イギリスのオックスフォード。

ポーランドに留学していた時に、自分のビザの期限よりも後に帰りの航空券を買っていたことに気づきました。アホです。一度EU圏外に出てもう一度入国スタンプを押してもらう必要があり(そうすると滞在を延長できる)、イギリスかウクライナに行かねばなりませんでした。

ウクライナも魅力的だったのですがロシアとの国境近くは紛争地域で断念し、イギリスへ。行くまでそんなに興味がなかったのですが、行ってからはめちゃくちゃ楽しかった〜。

博物館はほぼ無料だし、ヨーロッパの旧市街の細々した建物に目が慣れていたので、ロンドンを歩くと「大都会」感がすごい…建物がすべて大きい。

ハリー・ポッターも好きなのでオックスフォードにも行きました。そこで買ったスノー・ドーム。顔のある門。いまだに何のなのかよく分かってません…。

帰りの飛行機で隣の席になったポーランド人の美女と仲良くなったのですが、のちにインスタをフォローするとミス・ポーランドの人でフォロワー数が桁違いでぶっ飛びました。

画像11

いちばんのお気に入りのスノードームを選んで、と言われたらきっと私はこれを選びます。オーストリアのウィーン、美術史美術館で購入したスノードームです。

ピーテル・ブリューゲルの『雪中の狩人』という油彩画をモチーフにしたスノードームですおそらく…。(細かい部分がだいぶ絵と違うから自信がない)

美術史美術館、本当にすばらしい美術館です。クリムトとブリューゲルとそしてルーベンス。もしウィーンに行く予定のある方には、行く前にぜひ観て欲しい映画があります。『黄金のアデーレ 名画の帰還』という映画です。

あとは、ナッシュマルクトの蚤の市は掘り出し物揃いで、歩いているだけで楽しいですー。私は財布をすられましたが元気でした。ウィーンの警察はマッチョでイケメンで優しくて最高です。

* * *

スノードームを見るたびに、旅の思い出がよみがえってきます。
いろんなところに行きました。たくさんのスノードームと出会いました。

はじめはお土産を考えるのがめんどくさいから、という理由だったのですが集めたスノードームを見るたびになんだか「集めねば…!」という義務のような、愛着のような感情が湧いてきます。

今では私は、スノードームをとても愛しています…。

また、すてきなスノードームに出会えますように。そんな旅に行けますように。


まだうちには、たくさんの旅の思い出とスノードームがあるので、また紹介させてください。おわり。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?