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え!喜ぶの・・・こんなことに。

海外の人材を日本でのインターンシップへとお呼びする機会が、私にはよくあります。彼ら、彼女たちと日本で一緒に行動する際、日本人では喜ばない事に喜んでくれる場面があります。それは私にとって意外な事が多くありますので、その一例を紹介します。


●Japan Quality『瀬戸大橋』

図1

弊社は香川県にグループ会社があるので、その会社に一度インドネシア人とフィリピン人を見学に連れていった事があります。その途中、瀬戸大橋を通った時に何やら車の後ろでざわざわしているので、聞いてみると『この橋は凄い!Japan Qualityです!』と感動していました。私は過去20回以上、この橋を通っているので、感動を忘れているのかもしれません。確かに私も子供の頃には、瀬戸大橋を通って感動した記憶が・・・・


●日本の文化『阿波踊り』

図2

阿波踊りについてはこちらが驚くほどに喜んでいました。インターンシップ生が海外から来るたびに一度は、日本の文化を体験してもらっています。阿波踊りは最終日に見学人も踊れる“総踊り”という、それこそ全員で踊る時間帯があるのですが、これが皆、『ワー・キャー』言いながら踊るのです。東南アジア諸国の人々は踊りをはじめ、体験する事が大好きなので、びっくりするぐらい盛り上がってくれます。


●小規模でも『花火大会』

図3

 花火大会は我々日本人にとっても、夏に行きたくなるものですが、海外の人材にとってはこの『花火大会』、絶対に見てみたいイベントの一つだそうです。『たまや~』ってなぜ言うのですか?と聞かれて、そういえばなぜそうなのかをその場で調べる私がいました。彼らのふとした質問に考えさせられました。


●地元の『食堂』

図4

どうもチェーン店のレストランより、地元の何気ない食堂の方を喜んでくれます。中国人の友達が来た時にどこに行きたいかと聞くと『本地的食堂(地元の食堂)』と答えたので、連れて行くと店に入った瞬間から出る時まで終始笑顔なのです。『太好了(すごくいい)』とのことです。


●なんでもない近くの『寺』

図5

観光地も喜んでくれますが、近くのお寺や神社でも喜んでくれます。『テレビで見た通りですね!』とか『おみくじしたい』とか、神社へ参る前の手水の作法が何かを教えると、目を輝かせて挑戦します。まさに『え?これで喜んでくれるの?』です。


インターンシップ生でなくとも、定着してもらうには、こういった日本での経験のサポートが大切です。一つひとつはたいした事ではありませんが、積み重ねれば、彼らは日本を好きになってくれるのです。

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