離れて気づくこと。
離れると寂しいっていう感情になるんだなぁ。
今日、初めて助産院にお世話になった。市の産後ケア事業というものを利用して、半日その施設でゆったり過ごさせてもらった。
部屋には布団やテレビもあってゆっくり寝たり、好きなことにしたりできる。授乳の様子を見てくれたり、子育ての相談もできるし、お昼ごはんまでついて、いたれり尽せり。
しかもその間、赤ちゃんも預かってくれるのだ。久々に一人になってゆっくりできるんだなぁと、胸を少し撫で下ろす。
到着して説明が終わると、助産師さんが早速息子を預かっていってくれた。静まり返った部屋に、一人ぽつん。するとその時、ふと寂しいな、という感情が湧いてきてた。
ずっと子育てに追われて疲れていたはずなのに。求めていた静かな一人の時間だったはずなのに。
いざなると、何をしていいのか手持ち無沙汰になって、気づいた。案外自分は、もう子どものいる生活が当たり前になってきているんだなぁ。
なんだかそれは嬉しい気持ちだった。自分が少しずつ母親らしくなれているのかなと思って。
結局その時間は、お昼寝をして日頃の睡眠不足を解消したり、部屋にある本を読んだりして過ごして、リフレッシュできたいい時間となった。
そのあと授乳のタイミングで息子を連れてきてもらうと、久々に会えたのが嬉しくて、となりで寝ている姿も、いつにも増して愛おしく思えた。
一人の時間があったからこそ、よりそう感じられたのかもしれないから、来てよかったなぁ。
またギャン泣きされたりすると、少し疲れる時はあるけれど。でも、やっぱり大切な存在。離れたからこそ気づけた大事な思いでした。