見出し画像

もてなすこと、もてなされること。


最近、子どもが産まれてから、夫の家族や友人たちと会う機会が増えた。子どもできるとそういう出会いも増えるから、子どもの持つ力は大きいのだと改めて実感する。

実は結婚する前、私の実家ではあまり人を招いてみんなで話したり、逆に出向いて行ったりという機会は少なかった。

家柄もあるだろうし、なんとなく両親ともお客さんが来ることが苦手だったようなので、家に人がくるという感覚がよく分からなかったし、私自身も苦手意識を持っていた。

でも結婚して自分の家ができてからは、夫の弟さん夫婦がやってきたり、それぞれの友人が来たりという機会ができたし、こちらから夫の実家や結婚した友達の家に行ったりする機会も増えた。

すると、そういう交流が楽しいものだと感じるようになってきたのだ。初めは、行くのも迎えるのもいつも緊張していたが、いざ行ってみれば、楽しくお話して、ほっこりした気持ちで帰ってきている自分がいた。

迎える時も家をきれいにして、お菓子を買って迎える準備をするのも案外楽しいし、職場での来客対応の経験も生きてるなと思いながら、来てくれた人が話をして楽しく帰ってゆく姿を見ると嬉しくなった。

あれ?意外と迎えたり、迎えられたりするのって楽しいな。そんなふうに思っている自分に驚きつつも、嬉しさを感じた。そう、自分が苦手だと思っていたものは、やってみると、実は案外ただの思い込みだったりするのだと初めて気づいた。

環境が変わると、そういう新たな自分を発見できて、まだまだ私の知らない自分がいるんだと不思議な気持ちになった。

きっとこれからも、こういうことの連続なのだろう。結婚や子育ては私にたくさんの新たな価値観を与えてくれる。

平凡に過ぎてしまいそうな日々の暮らしにも、自分の中に起きる変化を見つけて、楽しみながら、毎日を過ごしていきたいです。