見出し画像

話したら、離す。

人に自分の気持ちや考えを伝えることが昔からすごくすごく苦手だ。

口にする前に、相手から返ってくるであろう言葉や表情を頭の中で何度もシミレーションする。「よし、言おう」と意を決しても滑らかに言葉が出てくるなんてことは決してなく、言葉よりも先に涙が溢れてしまう。

そんな自分が本当に嫌いだった。


最近やっと、人は同じ物事を同じように感じるとは限らない、ということを文字の羅列としての知識ではなく、中身の詰まった言葉として理解できるようになった気がする。


休職中に通っていたカウンセリングにて、カウンセラーさんから掛けてもらった言葉。

話したら、離す。

言葉を外に発したら、それをどう受け取るかは相手次第。自分の気持ちとは切り離す。どう思われたかとか、言い方おかしかったかなとか、そんなことをぐるぐる考えたって仕方がない。相手に任せる。

時に、思いが衝突してしまうこともあるかもしれない。でも、それは自然なこと。思いをぶつあうことが人との関係が深まるきっかけにもなる。


言葉にすることを避けて、無意識のうちに自分の気持ちに蓋をしながら生きてきたけど、これからは自分の気持ちを自覚して、大事な場面では自分の言葉で伝えられるようにしていきたい。
26になっちゃったけど、まだ間に合うかな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?