スイート・ホーム

久しぶりに小説を読んだ。
原田マハさんの『スイート・ホーム』。
装丁が可愛い本に惹かれがち。


 なあ陽皆ちゃん。あんたも、昇さんとあったかい家庭を作りなさい。小さくても古くてもええから、気持ちのいい家に住みなさい。
 もしも窓がなければ、窓辺のように花を置けばいい。光が入らなければ、明るい絵を掛ければいい。家は、そこに住む人が、明るく、あたたかくするものなのだから。

スイート・ホーム p.49

ないものねだりして文句ばかり言うのではなく、
窓辺の「ように」花を置いてみたり
明るい絵を掛けてみたり
工夫次第で今ある環境を素敵に出来るのか。

これは家だけでなく色んなことに当てはまる。
つい、
「もっとこうだったら良かったのに」とか
「こうじゃないから気に入らないんだ」って
言ってしまうけど、

だからこそどうしたら少しでも心がワクワクするかを自分の頭で考えて、なんでも楽しんでみるのがいいのかもしれない。

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