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アオハルすぎるぜ、新都心




埼玉の実家に帰ってきているので
朝のディスタンス散歩がてら
さいたま新都心までウォーキングした。


さいたま新都心には、
いろんな思い出がある。
基本的に、どれも、青い春。


軽い気持ちでスタートしたけど、
思いがけない程じんわりしてしまった。


ここから先、
埼玉県民しか頷けない
コンテンツになってしまうのも残念なので、
まずは簡単に紹介しておく。


さいたま新都心とは
・2000年5月5日(ちょうど20年前!)に開業
・JRの駅がある。京浜東北線、宇都宮線、高崎線が通る。飛ばされることもある。
・浦和と大宮の間くらいに位置する。てか大宮の隣。赤羽までは20分くらい?埼京線の北与野駅も歩いて目と鼻の先。
・さいたまスーパーアリーナやコクーンシティといった商業施設があったりと、割と栄えている。アリーナでイベントをやるときは鬼混む。
・県民は「新都心」と呼ぶ。


とまぁ、そんなさいたま新都心。
我が家からは、こんな感じで見えます。




近所のパン屋で買った塩パン片手に
バイパス(響きがマジ郊外)を歩きます。


元カレと2ケツで
チャリをぶっ飛ばしていたら
警官に捕まったあの道を。


ちなみに私がチャリを漕いでいて、
彼の方が後ろに座っているという謎スタイル。
警官も「普通は逆だよね?」と困惑顔だった。
普通ってなんだろうね?と顔を見合わせ、
大人しく降りたんだっけな。


たどり着いたスーパーアリーナは、
毎年この時期VIVA LA ROCKという
音楽フェスをやっているはずが、死んでいた。



ちなみに私はこんな格好で散歩していた。
頑張ればフェスっぽいけど、
普通に見たら不審オブザ不審なオバさん。
山ガール昌代(母)の帽子を拝借している。



さいたまスーパーアリーナは
いまや「たまアリ」とか言われて
当たり前のようにそこにあるけれど、
20年前は、なんか、本当にカッコ良かった。


小学2年生の社会科見学がアリーナだった。
モー娘。が使った控え室を見せてもらって
みんなで興奮したんだっけなぁ。
うぉーー!なっちがココにいたんだー!って。
日本の未来にwow  wowしてたなぁ。



あと、そうそう。
さいたま市民の成人式は
こちらのアリーナで行われるのですな。
私たちの2013年は大雪の年。ナツカシス。



エモみがすごいのと、
全体的にみんな顔がテカテカしてるのと、
私とひなこ以外、結婚したのと。
もしかして、ひなこもしてたりして。



ややおセンチになったところで、
駅改札方面へテクテクテク。



改札側から見える開けた景色。
ガラーン。人がいない。
このベンチ的なサムシングに腰掛けて
待ち合わせするんだよね、新都心は。


いつもだったら人がたくさん座ってて、
でも改札抜ける前からアイツがどこか分かってて、
それでも探すフリをして。


キョロキョロ演じる私を見つけ、
ベンチから立ち上がり向こうが近づいてくる。


ハッとした顔(演技)で
ごめん!待った?と聞くと、
全然、じゃあ行こうか。で向かうコクーン。



・・・も、絶賛休業中。
よくこのGAPで買い物したもんだ。


GAPの下のコムサで買った
高校時代の赤い革の財布も懐かしい。


大学に入ってからもずっと使っていて。
ドス黒い茶色になったのを見兼ねた元カレが
ポールスミスの財布をくれたんだっけ。


その後、
そのポールスミスもドス黒くなり。
また別の元カレに今度は
イルビゾンテの財布を貰ったんだっけ。


ポールスミスもイルビゾンテも
新しいのが欲しい!とおねだりした訳ではなく。


私としては
味があって良いかな?くらいに
前の物を気に入っていたので、
勝手にどんどん上書きされていく感じに


私を好きになってくれる男の人たちは
財布で私の恋をアップデートしたがるんやなァ


と、どこか他人事のように
そのサイクルを楽しんでいた。


と、ほざいているうちに、
イルビゾンテ歴が4年になろうとしている。



コクーンといえば、
やっぱりさいたまMOVIX。
数えきれないほどの映画を観ました。
中学生のときの初デートもココでした。



そういや、
ポールスミスの元カレにフラれたとき、
何もかもが嫌になって、
こりゃ映画でも観ていったん忘れよう!と、
コクーンまで車をぶっ飛ばした。


渋滞に巻き込まれ、
観たかった映画の上映に間に合わず、
それでも諦めたくなかった私は、
目的地を川口のアリオへ変更したのでした。


道もよく分からず、
もう事故ってもいいかなくらいの精神で
ようやく観れたSTAND BY ME ドラえもんは、


当時のことがあるからなのか、
シンプルにいい映画だからなのか、
秦さんの声が優しすぎるからなのか、
いつ観ても最高ですよね。観直そう。



そんなこんなで、
古本屋に寄って帰宅した3時間散歩。


建物や道路や人や空気は、
あの頃とは一つも一緒じゃないのに、
あの頃の自分にふわっと包まれる感じ。


意外と蘇る記憶たち。
さいたまって、いいところ。



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