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誰との結婚式だったのか?




式場見学に行く前、6月下旬の話。サークル同期のかほとランチをした。


まりちゃん、結婚おめでとう〜♡ ってか式とかしないの? するとしたらどんな式にしたいとかあるの?!


この「今から楽しみワクテカテンション」のおばさんに、確か私は冷静にこう返した。


んー、子どもも参列できる式かなぁ。なんか私がこれまで参列した結婚式って、子どものいる女友達はみんな子どもを置いてきたり誰かに預けたりして参加してて。式中も子どものことを気にしてたり、バタバタと式場を後にしたりするのを見てきたから、子ども同席の空間がいいなぁと思う。子どもも一緒に楽しめる、お母さんたちも安心できる、そんな感じ。


この返しを聞いたかほは「・・・すごくまりちゃんっぽい!ぽいんだけど、、、自分の結婚式の時までそんなに人のことまで考えなくてもいいんだよ。まりちゃんが主役で、まりちゃんが幸せになる日なんだから。まぁ子どもが参加できるっていう条件を満たすことが、イコールまりちゃんの幸せなんだろうけど!」と言ってくれた。


確かにそうかぁと思った一方で、言葉にして想いを表現したことで、私の「子どもも参加できる式にしたい」という気持ちは、確信へと変わった。なんなら「子どもが主役くらいの式にしたい」と。


バイネームで挙げちゃうと、中学の同級生ジュリの子どものアキさん、キコさんと、同じく中学の同級生メイの子どものサク、サークル同期まっちょとさなさんの子ども。この4人には絶対に来て欲しかった。(かほさんも当時妊婦さんで、もし元気に生まれてきてくれたらその子にも是非来てもらいたいということはその時伝えた!)


なので、該当ママsには早めの段階で日程を共有し、子どもも連れてきてほしいとお願いした。ジュリは「え〜!やった〜!アキたちも喜ぶと思う♪」といった様子だったのに対し、メイは「え。それは嬉しいけど、サクがいたら花嫁マリに全集中できなくなるからなぁ・・・どうすっかなぁ」みたいな感じで最初はかなり渋っていた。さすが私のシャニカマ師匠。黙ってサクを連れてきてくれ、と本気で思った。


そんなやりとりや想いを胸に抱えながら迎えた秋過ぎのプランナーさんとの初めての打ち合わせ。当日のタイムラインを上から一つ一つ確認していく中で「この指輪の交換のシーンなんですけど、どうされます?」と聞かれたので「どういうことですか?」と逆質問すると、「リングガールちゃんに指輪を運んできてもらう演出などもありですよ」とのこと。これだ!と思った。


その場では「いったん検討します。運んでもらいたいなと思い浮かんでいる3歳児が2人いるので、その子たちのお母さんに相談してみます」と持ち帰った。そしてまたジュリとメイに「アキさんとサクにリングガールをお願いできないかな?」と連絡をした。ジュリはもちろんのこと、メイも「そんな大役つとまるかしら?!」と乗り気になってくれて、私たち3人の『リングガール』というLINEグループが爆誕した。


『リングガール』のLINEグループでは、リングガールたちの当日の衣装はどうするか?をメインに色々と話した。サクはラプンツェルにハマっているので薄紫のドレスにするかも、あら、そしたらアキにはシンデレラのドレスを買ってあげようかな、とかとか。加えて、手の器用なメイにはリングピローなるものを手作りしてもらうお願いまでさせてもらった。


結婚式の準備を進める中で大きなストレスはなかったものの、小さな葛藤は尽きなかった。そんな時も『リングガール』のLINEの中は変わらず平和で、バージンロードを歩くことを楽しみにしているキッズの様子を2人から貰っては私は元気を出していた。年末サクと遊んだときに予行練習をしてみたら案の定指輪がどこかへ飛んでいくハプニングがあったけど、そういうお茶目な体験も含めて、楽しかった。


迎えた当日。


プリンセスたちは聞いていた通り、ラプンツェルとシンデレラの装いでチャペルの入り口に現れてくれた。そして少し恥ずかしそうにヘラヘラしながらバージンロードを歩いてきてくれた。2人で1つのカゴを持って。中にはメイの手作りのリングピロー(私も当日初対面!)の箱が入っていた。


左の水色リボンはシンデレラ、右の紫リボンはラプンツェルが持つ方というメイママの指示



このカゴを受け取って、「あぁやっぱり2人にリングガールを頼んでよかったなぁ🥺」と思う「あぁやっ」くらいのタイミングでサクがくるっと私らに背を向け、アキさんの手を取り、バージンロードを戻り始めたのでウケた。

え、ちょ待って と叫ぶ私の手


他の人たちが撮ってくれた別角度からの写真に写っていたサクの顔はすごく満足げで、「やったったぞ」感がすごかった。後日談としてメイからは「サクはとても楽しかったようで、またやりたい!と言っていて、あの時のカゴはどこ?と探している」と言われた。サクごめん。カゴは我が家にあるわ。しかも早速リモコン入れと化している。



披露宴でもキッズプレートを平らげ(アキさんの妹のキコさんはエビフライを逆から食べてしまい喉に刺さってギャン泣きしてた)きっと彼女たちにとってもなんだか良い1日になったのではと思う。記憶に残ったかどうかは別として、いつもとはちょっと違う1日になってくれていたら、それでいい。


今回、キッズにも来てもらうことで、それはそれでママsには別の負担(結局旦那に式場までお迎えに来てもらったり)をかけてしまったと思うのだけど、私の念願の「キッズもいるウェディング」を実現できて、嬉しかった。やっぱりあの場は大切な人たちに立ち会ってもらいたい場だったから、彼女たちを連れて来てくれたママ(ジュリメイだけでなく、さなさんもね)には本当に感謝しています。私がやりたかった式、子どもたちとの式。その夢が叶った、彼女たちが叶えてくれました。


そういうわけで、タイトルの「誰との結婚式だったのか?」の今日の答えは「子どもたち」でした。新郎の全貌が明らかになるようなnoteを期待していた人はごめんね、へへへのへ。


んでもって、感謝の気持ちは何度伝えてもいいよねって思うので改めて。特に、ジュリ・メイ・アキさん・サク。まりちゃんの夢を一つ叶えてくれて、本当にありがとうね!






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