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【 2日目 -戦え!カビキラーズ- 】 DIY超初心者の山小屋再生プロジェクト

愛知県のとある山奥に存在する山小屋(通称:お亀山荘)を、みんなが集えてみんなが楽しめる場所に再生させようと始まったプロジェクト。
名付けて、OSP( ×大沢スペシャル  ◯お亀山荘プロジェクト )

2日目は相方と2人でカビが発生し放題な小屋の内部に挑む。

その前に、装備チェックだ。

まずなんと言っても欠かせないのがスピーカー。
その日のテンションを決める大事なものなのだ。
元々違うものを使用していたのだが、リサイクルショップでBOSEのスピーカーが割安だったので即購入。
前職でも説明会やセミナーで使用していた種類のもので、音質は間違いない。
川のせせらぎと、ノリノリの洋楽をバックミュージックにすると作業が捗る。

その横のゴーグルと手袋は作業には欠かせない。特に今日はカビとの熾烈な戦いが予想されるので完全防備で挑まねばならない。本当は防塵マスクも欲しかったのだが、このご時世。普通のマスクのみならず防塵マスクも売り切れていた。
しかし、それはウイルス対策で必要な方々に使っていただくのが良いと思うので、我々は自前のマスクとタオルで備える。

●山小屋正面の戦い

山小屋の中に取り掛かる前に、荷物を置いたりできるよう正面から攻める。

庭①ほどではないが、雑草や枯れ葉で荒れている。
作業を進めていると、自然のものではない人工物を発掘した。

かつてBBQに使ったであろう網。
猫用?(昔飼い猫も連れてきていた)と思われるお皿。
まだ使えそうなフォーク。

自然と一体化している軍手を発見した。
これは緑色の軍手であって元からそのような色なのか、白色の軍手に苔が生えて緑色になったのか。
真相は不明。

リポビタンなんちゃらが入っていたであろう瓶。
かつて育ち盛りだったちびっ子たちを相手にするため、気合いをいれるのに当時父親が飲んでいたのだろう。
昔は草刈りも掃除も食事や宿泊の用意も全て父親が行い、自分はただ遊ぶだけだった。今作業をして思うのは、よくここまで1人(時々兄と2人)で作業してちびっ子たちの面倒を見ていたなと思う。
※母は虫が苦手なのと除菌マニアなので山小屋にはほとんど来ない

親は偉大。

色々なものが見つかる中、当時の記憶が時折フラッシュバックする。
まるで落とし物のタイムカプセルだ。

切り株をどうぶつの森の如くスコップで引っこ抜く。
ここが整ったら甥っ子姪っ子(6人いる)も遊びに来ることがあると思うので、つまずかないよう整地するのも大事だ。

Before Afterを確認するとだいぶスッキリしたことがうかがえる。

さて、午前中は正面だけで終了。
午後からの勝負に備えるために昼休憩とする。

●ワクワク昼ご飯大作戦

まずは火起こしから始める。前回使用したチャッカマンを持ってきたのだが、燃料切れのせいかあまり火が出ず・・・。火をつけるだけで30分以上かかってしまった。
着火剤がなく小さな火種でも火を起こす方法を、huluやYoutubeのサバイバル動画で予習済みだったのだが、意外とうまくいかない。

やはり、知識と実践するのとでは雲泥の差だ。

さて、火がなんとかついたところで調理スタート。
今回は少しアレンジをしておしゃれBBQセットを用意した。

飯盒が登場。これはお亀山荘にずっと眠っていたものを再利用した。
水は手首まで・・・と、かつて父に教えてもらったように挑戦する。

水の分量か蒸らし方の問題か、多少芯が残ってしまったが美味しそうに炊けた。
そして、秘蔵の材料たちが登場。

これが・・・

こうなり・・・

そしてこうなる!!

うむ。天才だ。

たっぷりのパクチーとカシューナッツで飾りつけたキーマカレーが完成。
これはうまいに違いない。

今が旬の竹の子も、前日にアク抜きをして素焼きに。

うまい。うまいぞ。

杉の間から優しく照らす木漏れ日が心地良い。
このままそよ風に吹かれて寝れる。

・・・優雅に昼ごはんを楽しんでいたら3時間近く経過していた。

まだカビキラーズは戦っていない。

陽が暮れると電気もない山の中では作業ができないため、重い腰を上げてカビとの決戦の場へと向かう。

●未知なるカビとの戦い

準備万端だ。
首の下の白い線は、虫除けスプレーを間近で噴射しすぎた。

山小屋の鍵は父が無くしてしまったらしく、窓から突入する。

天井に大量の黄色いカビが!
この空間にいるだけでも体調が悪くなりそうだ。
ここを宿泊できる場所にするため、きれいに掃除をする。

雑巾とカビ取り洗剤を片手に拭き進める。
自分は身長が足りないため、天井を相方に任せて壁や雨戸に取り掛かる。

雑巾で拭くたびに、大量のカビが降り注ぐ。
長時間一気に作業するのは危険と判断し、半分を残して退散することに。
相方は鼻の中を掃除したら大量のカビが取れたそうだ。

帰る前に防カビの燻煙材を焚いて、部屋を密閉してきた。
カビとの戦いは続く。

ーーー

これにて2日目は終了。

「DIY超初心者の山小屋再生プロジェクト」というタイトルだが、未だDIYらしいことは一切していない。そしてやたらお昼に時間をかけすぎている気が・・・

我々の最初のミッションは、15年の垢を落として最低限住める場所にすること。
そして、作業をとにかく楽しむことだ!

ということにしておこう。。。

家に帰ると1人寂しく留守番をしていた愛猫・秋楽(あきら)がお出迎え。
人の上に居座り、極楽モードで眠りにつく。

次回!和菓子職人が登場。

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