【はじまり】DIY超初心者の山小屋再生プロジェクト
愛知県豊橋市から車で走って1時間半。
とある山奥に、祖父が建てた山小屋がある。
山小屋の名前は『お亀山荘』
うちの家系は曽祖父の代からお亀堂という和菓子屋を経営しているので、お亀山荘になったらしい。
小学生時代は毎年夏休みになると、父が私や友達を連れてお亀山荘へキャンプをしに行ってくれた思い出の場所。
それから15年以上...。
管理する人もなく放置されたお亀山荘は、お化け山荘という名前の方がしっくりくるくらい、鬱蒼と変わり果てている。
せっかく地元に引っ越してきたので、この思い出の場所を復活させ、みんなが使えるキャンプ場を作ろう!ということで私と相方が立ち上がった。
お亀山荘が蘇るまでの軌跡を連載していく。
●私たちのDIYレベル
私も相方もDIY超初心者。
以前愛猫のために部屋にステップを作ってあげようと木の板や釘を用意し、挑戦したことがある。
最終的に取り付け方がわからず、木の板を半分に割ってしまい諦めた。
というレベル。
●お亀山荘の現状
まずは今の状態を確かめるため、父同伴のもとお亀山荘の下見へ向かった。
この写真のように目の前に浅い川がある。
橋は流されてしまったので、無い。
この時期(3月末)の川の温度を舐めていて、ロープをつたってサンダルで渡り切るのは、意識が飛びそうなくらいの冷たさだった。
いきなりの洗礼だ。
小屋とその左に広場がある。
昔はこの広場でBBQしたり花火をしたものだ。
今は草や木の枝が積もり積もって地面が見えない。
テントが張れるような木の台もあったがきれいに朽ち果てている。
いざ、お化け山荘の中へ!
天井も床もカビだらけ。
幼少期を思い出させる懐かしい匂いがする。
それはカビの匂いだったのかもしれない。
年代を感じさせるラジカセとテレビがある。
父はよく1人で映画を見に来ていた。
ホラーを見た時はトラウマになったらしい。
1人山奥の暗闇の中でホラー見るとか、罰ゲームでも嫌だ。
あまり使った記憶がないが囲炉裏がある。
右には映ってないがトイレと風呂場。
トイレはもちろん水洗ではなく穴掘り式。
ブルーシートやランタンなど少し使えるものもある。
外にあったガスはまだ満タンのものがあり使えそうだ。
そして、一番お気に入りの檜の露天風呂!
もちろん朽ち果てていて、触るのに勇気がいる。
屋根もなく星空がとても綺麗なので、人工衛星や流れ星を見ながらお風呂に入れるというなんとも贅沢な場所。だった。
ここは一番こだわりたい。
甥姪がたくさんいるのでもっと広くして、部屋から直行できるよう足場も欲しい...
夢が広がっていく。できるか知らんけど。
裏手には倉庫がある。
南京錠がかかっていたが鍵をなくしているので、父が鍵を壊して入るという荒技に出た。
おそらくもう使えないであろう自家発電機がある。
布団もしまってあったが、ネズミがかじって凄まじいことになっていた。
こんな布団で寝たら体調崩しそうだ。
それにしても、触るのに勇気がいる。
水源は川から。
しっかりとした濾過装置もあり、中には石と砂利が入っていて水を濾過してくれる。
これも掃除する必要があるのだが、どうやって掃除したら良いのかはまだ皆目見当がつかない。
●下見終了
想像以上に建物は使えそうだった。
露天風呂を豪華にして、テレビやスピーカー完備して、外に足場作って・・・
色々と夢は広がったが、何をどうしていくかはイメージがつかなさすぎるので、一つずつ考えていかねば。
目標は、まずは夏までに使えるようにすること。
図らずも時間ができたので、誰もいない山奥でいそいそと進めようと思う。
お散歩大好きな愛猫も、行けるだろうか。
そのまま野生に帰ってしまう心配があるので、淡い夢だけれど。
ということで、次回は記念すべき1日目。
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