娘として姉として、嬉しい話
知り合った友人らのつくる作物でお料理しながら
いろんなつながる宝を集約した宿泊施設をつくりたい。
つくる。民泊的なもの。
*
弟が手探りで自営業から会社組織にしようとがんばっている。
喜びが湧き上がる。
ビジョンがいいなぁと思ったのが、
お父様が体調を崩され働けず、でも母や姉ら家族がいる家の長男坊(弟の同級生)を雇用しようと考えていること。
おっとりした性格の長男君だが、責任を持たされた役割はきっちりやりきる彼の仕事ぶりを知る弟は、その彼の強みを生かし、リーダー的ポジションにたってもらい、人に教えたりしながら動いて貰おうと考えているという。
唸った。いいな、弟。
姉さんにできることは見守ることと
相談されたら一緒に考えること。
脇から支える。
オクラや里芋の収穫期は特に人手があるとありがたいようでアルバイトでお手伝い大歓迎とのことです。
姉さんは就農知識はなにもないが
その宿泊機能サイドから支援したい。
弟の応援、よろしくお願いいたします。
***
先日PCでYouTubeは見れど、音の悪さに辟易していたという父に、わたしのスマホからのYouTubeで好きなミュージシャンの曲をイヤホンで聴かせてあげた。
あの時の父の表情が忘れられない。
喜び!感激!
「これは良いねー!」
小さな目をまん丸にして声を上げた。
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翌日スマホデビューに付き添った。
この人はやれば出来るおじさんなのだ。
食わず嫌いでスマホはいらないといいながら
ガラホを「使いにくい」と持ち歩かなかったのが
まるで別人のように目をキラキラさせて。
radikoと録音アプリの使い方を
どなたか教えて頂けるとありがたい。
それだけが心残りである。
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神奈川に戻ってから
スマホ&イヤホン、愛用のラジオ、貴重品とをひとまとめにして持ち歩けるバッグを選びプレゼントした。
常に身につけ、置き忘れないことで父が自分に自信がもてる。
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以後、別人のように元気を取り戻し、認知症はどこへやら?というくらい口調もハキハキ、電話で話していても声の張りが違う。
以前の父のテンポがもどってきた!
父は退屈だったのかもしれない。
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娘が選んだバッグを肩にかけ、愛してやまないアリスや堀内孝雄、村下孝蔵などを聴きながら作業をするのが楽しくてたまらないらしい。
ああ、おとうさん。
わたしもうれしいよ。
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