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うるおいある人生ってなんだろう

うるおい女子になろう!

ココロと身体にうるおいを

 

そんなキャッチコピーが世の中にあふれている。男女ともにうるおっている方がいい。砂漠もいいけれど、やっぱりうるおうオアシスになりたい。うるおいある場所には緑があふれ、色々な生き物が集まり、コミュニティが生まれる。この乾いた世界をしなやかに生き抜くにもうるおいが必要らしい。

 

でも、私たちが求めるうるおいって一体なんだろう。

 

まず、思い浮かべるのは身体。お肌や髪の毛、瞳、唇。うるおいは健やかさでもあり、魅力的にうつる。内側からうるおうことも外側からうるおわせることも大切。

次に、愛情や心。誰かを思いやれる余裕がたっぷりあること。精神的に落ち着いていること。他者と同じように自分を大切にしてあげられること。

他者とのパートナーシップ。これは家族でも友人でも社会でも自分自身でもいいと思う。大切なものを共有できる相手がいること。

 

そして、経済的な余裕。チャレンジするとき、落ち込んだとき、誰かの支えになりたいとき、お財布のうるおいがそれを助けてくれる。

 

私も色々なことをうるおわせたい。人生、暮らし、文章、声、雰囲気もそうだ。そして、自分のやっていることが誰かのうるおいにつながればとても嬉しい。その想いを形にして届けたい。なぜなら、人・コト・もの、すべて、うるおいあるものは人を癒すことができるから。

 

そう、うるおいは癒しや希望、人生の豊かさに変わっていく。そして、見えないところでゆっくりと循環していく。それを信じて、ある日、私は想いを行動に変えた。

 

ステップ1。自分をうるおわせることから始めよう。食べてうるおす。誰にでもできる当たり前で簡単なこと。うるおい食材をたっぷり使って薬膳スイーツを作ろう。本場の薬膳食材を手に入れるため、中華物産店まで自転車を走らせた。

中国語が飛び交う店内には、色々な薬膳食材や珍しい漢方食材が並んでいる。ワクワクするだけで心はうるおい始めている。白きくらげ、クコの実、ナツメを購入した。これはすべて乾物で売られているので、ストックがあるととても重宝する。

 

白きくらげはコラーゲンたっぷりで肌をうるおす。そして、クコの実とナツメは心身のうるおいに必要な血を増やしてくれる。ナツメは楊貴妃が不老長寿のために1日3粒食べていたと言われている。どんな調理法にも合うので、シンプルに卵と炒めたり、スープに入れてもとっても美味しい。

まず、薬膳食材を水で戻す。カサカサに乾燥していた白きくらげが水の中で白い花のように開く。なんて美しい。クコの実やナツメは情熱的な赤を取り戻し、見る人にエネルギーをくれる。

 

レシピはとっても簡単。白きくらげを細かく刻み、クコの実、ナツメ、白ざらめと一緒に5分煮る。シロップにつけたまま一晩冷やすと白きくらげの美肌薬膳スイーツのできあがり。

コリコリした白きくらげの食感と透明感。クコの実の自然な甘さ。ほんのり甘いナツメの懐かしい味。スプーンを口に運ぶたび、私がゆっくりうるおっていく。私が私を癒す最高の時間。

 

ステップ2。本場の薬膳食材と私の簡単レシピを身近な人たちにシェアする。家庭で気軽に作れるよう白きくらげ、クコの実、ナツメ、白ざらめをパッケージにした。日々支えてくれる大切な人たちへ、簡単なお手紙を添えて発送した。写真とともに簡単レシピをInstagramに投稿してシェアする。誰が作っても本格的な薬膳スイーツが再現できるはず。

 

白きくらげ、クコの実、ナツメの3点セットは女性の月経期、産前産後、更年期にもぴったり。日々うつろいやすい女性のライフスタイルを支えてくれる。受け取った人たちがほっと一息つけますように。

 

ステップ3。もう一歩先へ。このセットをネットショップで販売する。おうちでつくる簡単薬膳スイーツ「女子のためのこころとカラダうるおうセット」。この売上を世界中で女子支援を行っている国際協力NGOに寄付する。

 

日本に生まれても、生き抜くのが困難な時代。誰かを支えるために何かを犠牲にするのではなく、みんなが一緒に少しずつうるおっていくしか道はない。私がうるおって、あなたがうるおって、それが同じ世界に生きるどこかの国の女の子をうるおわせる。

 

私はこの小さな3つの環をとても大切に思っている。

 

どんなに小さくても、目立たなくてもいい。行動することで、循環の環が生まれると信じている。私の行動がその環の一部になればいい。

まずは、私からあなたへ。そして、地球で生きるどこかの国のあなたへ。あなたの人生が少しでもうるおいますように。そのうるおいがあなたのそばにいる誰かの癒しや希望になりますように。

 

私の想いが形になって誰かに届く。それがすごく嬉しくて、また一歩、うるおいある人生に近づいた気がする。いつもつながって循環しているよ、受け取ってくれるみなさん、本当にありがとう。

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