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電子レンジ無し生活

電子レンジが家にない生活を始めて7年。

途中何度か、やっぱり買おうかしらと迷ったこともあったのだが、ぐるぐると考えを巡って結果「なくてもなんとかなる」という結論に至っている。


では何かを温めたいときには、どうするのか。
我が家のキッチンには小型のトースタがある。
近年流行りの高級トースターではなく、ごく普通の焼くという機能しかないトースター。
ジリジリとネジ式でタイマーをセットしたら、後は上下についている電熱バーが赤くなるだけの極めてシンプルな仕組みのものだ。

そもそも我が家の食事事情として、冷凍食品は買わないし、温めが必要な脂たっぷりのお惣菜も自分で買うことはない。
この時点で電子レンジの活躍の場が一段と少なくなる。

強いていうならば天ぷら蕎麦にしようという日。
家で揚げ物は作らないので天ぷらだけをお惣菜で調達するのだが、これもトースターで軽く温めることができるので問題がない。

電子レンジがあったらなあと思う時を考えるならば、冷凍ご飯を解凍して食べたい時くらいだった。

しかしそれも最近スタッシャーの登場により湯煎温めができるようになったので、解決してしまった。


他にも冷凍ご飯はお粥やリゾットなど煮込み系で使ったり、簡単にフライパンで炒めるだけでも美味しく食べられるようになる。

もしもガスや電気事情を含め、これから先未来に住む国ではオーブンがビルトイン式でキッチンに組み込まれておりますとなったら、オーブン料理にも挑戦していくかもしれないが、今の生活環境で電子レンジやオーブンを(大抵は今は1台でレンジ・オーブン・トースター機能を備えていますね)わざわざ購入することはないだろう。

今は電気代も少しで済む一番簡単なトースターがあれば、充分だ。

ネット上でレシピを検索すると「電子レンジで何分」と、全ての家庭に電子レンジがあることがさも当たり前かのように書かれている。
それだけ電子レンジがない生活なんて考えられないという人が多いということなのだろう。

けれどよく考えてみて欲しい。

本当にそれは必要不可欠なものなのだろうか。

何か工夫次第で電子レンジがなくても大丈夫な調理ができるのではないだろうか。

よくよく考えたけれど、どうしても必要だと判断が下るなら、納得のいく電子レンジを購入して毎日活躍させると良いだろうけれど、もしもそれが社会からの刷り込みや小さい頃からの何気ない習慣の連続だったと気がついたなら、やめてみるのも、なかなか面白いはずだ。

私も電子レンジ依存実家から、電子レンジ卒業ライフに転換できた。

やればできるものなのだ。

同時に、思い込みの恐ろしさも感じている。



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