ヘナ染めで初めての頭痛
今年に入ってから時々髪の毛のヘナ染めにチャレンジしている。
なんとなく以前から気になっていたものの、面倒くさいような気がしてあと回しになっていたのだが、ある時急に思い立ってやってみたら、予想以上に良い感じがしたので、以来思い出した時にやっている。
白髪隠しのためにヘナ染めをする人が多いようなのだが、私の場合はヘアトリートメント効果とデトックス効果を期待して使っている。
白髪も生えているには生えているのだが、幼少期に頭から転落してたんこぶができた部分から生えている白髪は、染まっているのか染まっていないのか、いかんせん後頭部の内側の毛なもので、あまり普段気にしたことがないのだが、気になっていないということは染まっているのだろうと思っている。
こめかみのあたり、びんの髪の毛のあたりにも白髪があるにはあるのだが、これは細くて白いのか茶色なのか金色なのか銀色なのかベージュなのか、とにかくなんだかよくわからない漆黒ではなさそうなものがこれまた10代から群生しており、それも染まっているのだか染まっていないのだが、よくわからないが、ここも気にしていないということはなんとなく染まっているのだろう。
さて、普段使っているのは、ナイアードというメーカーさんの「黒茶」というバージョンでインディゴ入りのものである。よくよく数えてみれば、今回で今年3回目のヘナ染めであった。
1回目は不慣れが過ぎて、全裸のまま慌ててキッチンにラップを取りに行ったり、タオルを探したりと、あたふたしていたのだが、3回目ともなると、手順を覚えて、不慣れながらも不手際なく、ヘナ染めを完了することができた。
インディゴが入っているせいだろうか、ヘナ染めのあとは、しばらくは髪の毛を手櫛ですくように触ると、手がインディゴ色になる。石鹸で手を洗えば藍色は落とせるのだが、真っ白なシャツをしばらくは着ないなというタイミングでヘナ染めをせねばならず、そこだけが少々面倒だ。ヘナ染め後1週間くらいは、黒やネイビーのトップス中心の生活になる。
ヘナ染めの気に入っている点は、なんといっても髪の毛のツヤである。毛の一本一本が明らかに元気になったような内側から光る艶が現れるのだ。
人によっては癖毛が落ち着くという場合もあるようなのだが、私の強烈な波状毛にはあまり効果はないようであるが、乾燥しがちな髪がオイルなしでもツヤめいているのは心地よい。
しかし3回目のヘナ染めの今回はなぜか初めて頭痛に見舞われている。
頭痛薬を飲んでもあまり効果がない。塗布時間を以前よりも少し長めにしたせいだろうか。
これもデトックスなのかもしれないと、ハーブティーを飲みながら、頭痛を気にし過ぎないようにと過ごしている。
そもそもヘナ染めに興味を持ったのは、頭皮の健康が気になり始めたからだ。
我が家の親族たちは頭髪が薄い人が多い。唯一の希望としては、髪質がそっくりだった父親は髪がふさふさだったことなのだが、それ以外の人たちは男女問わず全員薄い。
化学物質たっぷりなシャンプーや、パーマ、カラーリングなどが頭皮の環境に影響しているのではないかという気がしている私は、パーマもカラーもお休み。シャンプーもシンプルな石鹸に切り替えている。元々毛量はかなり多い方なのだが、とりあえず今の所、薄くなりそうな気配は微塵もない。しかし油断は大敵である。
年上の近所のお友達の毛がふさふさであることから知ったヘナ染めなのだが、どうなのだろう。続けていったら、毛根と毛髪に良い効果が現れるのだろうか。
ヘナを続けた私と、ヘナをしていない私を、並列で比べられないのがもどかしい。なにしろ私は同時に2人として存在することが不可能である。
それにしても、頭が痛い。
そして顔が赤い。
インディゴアレルギーなるものもあるようだし、今回はいろいろと反応が出てしまったのかもしれない。
そういえば、先日蕁麻疹に連日連夜悩まされたことから皮膚科でアレルギー薬を処方してもらった。夜になると蕁麻疹が出てしまうという謎の症状は、少し改善されてきたものの、何日か薬を止めるとまた出てくる。
どうやら食べ物が原因というわけでもないらしい。
困ったものである。
そういえば幼少期も謎の蕁麻疹に悩まされていた。あの頃はなぜか蕁麻疹に効果があるとして黒砂糖の塊を舐めさせられていた。だから黒砂糖が大嫌いだった。
ヘナ染めをしても蕁麻疹は出てきていないようなのだが、頭痛はまいったな。早いこと寝てしまって、いろいろとやるべきことは明日起きてから片付けようか。