見出し画像

農薬花か、オーガニック花か。

偶然の連鎖で「オーガニックフラワー」という単語が飛び込んできた。

花は好きだし、財布にゆとりがあるときには切花を買って家に飾る。
花を買うことができたこと、枯れてしまうまでの数日だけでも飾って愛でる喜びなど、たった一輪の花でも心に瞬時に違う風を吹き込んでくれる。

お菓子やケーキに使われている食べられる花、エディブルフラワーが無農薬栽培されており、同じ種類の花でもエディブルフラワーとして販売されていないものは食べたら危険という話は以前聞いたことがあった。

だから知識としては、お花屋さんで販売されている花には通常食べてはいけない農薬が使用されているのだなという認識はあったのだが、今日までそれが本当に意味するところを理解できていなかった。


人が食べたらダメなような農薬を、年間を通して大量に使用しながらお花を栽培している花農家さんたち、そしてその周りの自然環境、花に集まる虫や鳥たち。

大量の農薬の中で、影響がないわけがない。

農家さんへの農薬被害が問題視されている綿花栽培のことも思い出した。


さっと検索をしただけで、日本にはオーガニックの花農家さんがとても少ないことが分かってきた。

日本では切花は決して安いものではないし、それがオーガニックとなるとさらに値段も高くなってしまう。
買いたくても買えない人が増え、結果的に商売として成立しないと判断され、オーガニック栽培をしないという悪循環があるのだろう。


しかし私は綺麗な花には農薬が大量に使われて栽培されているという事実を目の当たりにし、今後は花の買い方を変えなければならないと切実に感じた。

例えば1ヶ月に一度、農薬栽培の花を買っていたのを止めて、2ヶ月に一度、オーガニックフラワーを買う。
花を飾れる頻度が減ったり、たとえば以前は5輪買えていたところが1輪になったとしても、ニーズを消費者が作っていかなければ、オーガニックフラワーに未来はないのだ。

綺麗なお花を飾って癒されていたつもりが、農薬が花農家さんの健康を蝕んみ、ミツバチや小さな虫たちや小鳥たち、周辺の地球にどんどん農薬を撒き散らすことに加担していたなんて、悲しすぎる。


気がついて、立ち上がって、変わらなければ、資本主義経済の波に押し潰されてしまう。











この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?