下着2セットはミニマルか
女性用下着は上下に分かれている場合がほとんどなので、一概に「パンツが何枚」とはカウントできないのがややこしいところなのだが、上下組みで1セットというカウントにしたとして、今日現在わたしは2セット半の下着を所有している。上が2枚、下が3枚。
実はつい先日まで上が3枚、下が4枚だったのだが、1セットが寿命につき処分となり、上が2枚の下が3枚になった。
本当は上は3枚がベストなような気がしていたので、買い足しに出かけようと思っていたのだが、何しろこの暑さである。明日にしよう、また明日に、と思っているうちにどんどん日が経ってしまった。ネット通販で買うことも考えたが送料もかかるし、なんだかなあと思ってポチッとできずにいたところふと、「世のミニマリストたちは一体何枚の下着を所有しているのだろう」と気になり始めて検索してみた。
4枚、3枚という検索結果が多かったが、中には2枚という文字も。
「なんと、2枚もありなんだ!」と背中を押され、わたしも2枚でやってみようと思った。今の所困ってはいない。どちらかを着て、どちらかは洗濯していれば良い。どうせ体は一つ、一度に着られるのは1セットしかないのだから。そして何より、我が家には新兵器「乾燥機」があるじゃないか。万が一急いで乾かしたくても乾燥機に助けて貰えば良いのである。下着の交換頻度はもちろん毎日であるが、それでもなんとかなるというのだから、乾燥機の活躍度は計り知れない。そもそも脱いだ服を何日も洗わないまま放置するというのが耐えられないわたしは、どんどん洗う。下着なんて最も汗や皮脂が付着しているのだから、脱いだ側から洗いたい。洗濯機を回すほどじゃないタイミングだった場合は、手洗いして、脱水だけを洗濯機にしてもらう。それくらいの手間をかけてでも、脱いだものを洗わずに何日も放置するのが耐えられないタチである。
ちなみにわたしは上はワイヤー入りじゃないと落ち着かなくて気持ちが悪いのだが、今の所専用ネットに入れて洗い、乾燥機も仕上げの20分程度だけ使うくらいなら問題がないようだ。寝るときも昼間と同じワイヤー入り下着をつけたまま寝ているが、余程の高熱にうなされている時でもなければ、もう慣れたもので寝苦しさは感じなくなった。人間、慣れっていうのは、なかなかの強い札なのである。
昔は確か、10セットくらいは下着を所有していたように思う。その時はその数がどうしても必要だと感じていたのだ。持ちすぎているとは思っていなかった。
あるとき服を整理したいと思い、あれこれと取捨選択をしている時に、自分は一体何着まで下着を減らせるんだろうと考えた。その時最初に出した結論が確か4セットだったと思う。そこから3セット+下1枚に減らすことに成功。しばらくその数が続いていての今回である。2セット+下1枚という上2枚の下3枚だ。
まあ、どうしてもこりゃ洗濯の都合がきついぞ、となった時に初めて慌てて買いに行けばいいのだと思い、気楽に構えている。でももし、これで大丈夫となったら、階段をまたワンステップ上がれたように思うだろう。もちろん服も下着も靴も数が少なければそれだけ消耗も激しい。下着は特に、あまり長く所有するのもどうかなと思うので、なるべくこまめに消費していきたいので、枚数を少なくして買い替えまでの期間を短く、回転数を上げた方が良いように思っている。調べてみれば大体下着は100回着用で買い替え時が来るという説が目立った。単純に2セットと数えるとして、つまり1セットあたり1ヶ月に15回着用することになる。半年経つと1セットあたり90回着用。なるほど。下着は半年に1回くらい買い替えられたら理想だなと思っていたところだったので、上2枚、下3枚という数は案外正解なのかもしれない。
下着はもちろん素晴らしいメーカーの素晴らしい高級品もたくさんあり、それはそれなりに素晴らしい付け心地やデザインだったりするのは重々承知ではあるのだが、わたしは下着はやっぱりこまめに買い替えたいなと最近は特に思っているので、半年に1回買い替えてもいいかなと思える価格の範囲で楽しむようにしている。
しかしあれだな、10セットはなかなか多かったな。でも当時は大学生だったくせに勉学とアルバイトで毎日過労につき睡眠時間は3時間程度というとんでもない生活だったから、あの頃に2セットの下着で乗り切るのは、まあ無理だったよな。
下着の枚数を減らすことを推奨しているわけではない。わたしももし今後どうしても洗濯の頻度の変化や時間の使い方の変化がやってきたら、枚数を変えていくかもしれない。下着はクリーニング店に任せられるものでもない。自分で洗うことがほとんどのはず。だからこそ下着は特に、その人の最も生活しやすいリズムに合った数が必要だと思う。