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図書館で面白い本を見つける方法

最新の書籍ではなくとも魅力的な本は多く、そしておそらく私たちの多くが個々に魅力を感じる本の全てを読み終えているわけではない。

図書館への不満としてよく挙げられるのが、話題の本は予約者の数が多すぎて自分が借りられる順番になるまでに何ヶ月も要するだとか、最新刊が図書館では購入されていないだとか、色々あるとは思うのだが、それはそれで確かにそうであろう。

しかしである。図書館はなんといっても無料(厳密には支払った血税)で本を借りて読むことができる場所なのだ。

そしてよほどの速読の達人で新刊を次から次へと踏破しているのでもなければ、過去に気になっていたけれど読んでいなかったあの本、というのがあるのではなかろうか。

図書館の本棚をなんとなく見渡していて、それら過去に読み損ねていた本に出会うこともあるのだが、私がよく使う方法がある。文庫本である。

インターネットページや書店の文庫コーナーでの最新話題作をチェックする。
文庫の最新刊というのは大抵は単行本でかなり前に出版されている。
そして文庫の販売開始時に力を入れて売られているものは、単行本の時に話題になっていたものが多い。

文庫の出版で話題になっている作品を、図書館の検索サイトで探してみると、単行本で所蔵があり、しかも貸出可能な状態である場合が高確率である。そこで借りるのである。

出版業界からすれば、文庫でもいいから買ってくださいというところだと思うし、私もなるべく本は買いたいと思っているのだが、今日は図書館の利用という観点から書いているのでご了承いただきたい。

図書館には面白い本がないからなあとしょんぼりしている方がいたら、ぜひ一度、文庫で出たばかりの話題の本を単行本で図書館から借りる、という技も試してみてほしい。

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