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飲み会は必要なかった


結局私は世に言う「就職活動」なるものを一度も経験することなく40代となり、そこに何の後悔もありません。学生時代から始めたフリーランスの仕事を現在までずっと続けています。

「就職活動」を経て「会社員」になることに強烈な違和感を持っていた私は、なぜこんなにも違和感があるのか、度々その原因や理由を考え続けてきました。

コロナ禍を通して一つ分かったことは、私は世の中の「飲み会」というものが大嫌いだったのだと言うことです。もちろん生涯の伴侶を決める時もお酒を飲まないこと、飲み会に行かないことは非常に重要なポイントとなっていました。
斯く言う私も学生時代はお酒を嗜む機会もあり、何となく小さな違和感を覚えながらも人間関係を良くするのではないかと自分を思い込ませで飲み会に参加をしていたのです。けれどもそんなことを繰り返すうちに、ある時突然、これらは全てお金と時間の浪費だったと思い至りました。飲みの席で大きな仕事が決まるんだぞ、なんて人から言われると、そう言うものかなと無理をして飲み会の席に出かけたりもしていたのですが、結局私にはそんな機会は一切なく、むしろ面倒ごとが増える一方だったと気が付いたのです。

もちろん、飲みニケーションにより仕事が円滑に進むと言う方もいらっしゃることでしょう。それならば、その人にはその方法が合っていた、と言うことです。
当たり前のことなのですが、全ての人に全く同じ方法論が当てはまるわけではありません。私はそんな基本的なことをすっかり失念していたのです。

ちなみに私がここで言う「飲み会」は「お酒の席」と言う意味です。打ち合わせやどうしても会う必要のある場合には素敵なカフェを短時間で利用しています。とても効率も良いし、頭もクリアで、発展的な話ができ、先の物事まですんなりと進んでいきます。午前に打ち合わせが終われば、何だったらその日のうちに新展開がグイグイ進んで次のドアが見えてくるところまで行くのです。

コロナ禍の制限により、お酒絡みの会食の機会も激減し、対面での無理な付き合いも断りやすい空気となり、私は心から軽やかで、本当に仕事が楽になりました。
常に誰かと長時間話をしたり接していないと不安で仕方がないタイプの人にとってはコロナ禍は大きなストレスとなっているかもしれませんが、私は不謹慎ながらもコロナのおかげでストレスが随分と軽減されてしまったようです。

さて、とは言っても、この人が集まらないニューノーマルの世界において、新しいビジネスチャンスを考えなければならないのは、多くの人が直面している問題でしょうし、私も同じです。

もっと自由に、もっと心も体も流動的に、世界を生き抜くにはどうしたらいいのか。

これまでなんとなく頭の片隅で、いつかはコロナ前に戻るのではないかと思っていた空気をいよいよ本当にゼロにすべき時かもしれません。
今こそ、古い体質をザクザクと見限って切り捨て、次に飛び立つ時が来たように感じます。

ひとまず、最近やっている早起きを、何かの形で世界と共有してみると言うのを思い立ったので、実行していこうと思います。(書いちゃったな、やるしかあるまい。そう、そう言うところから全ては始まるんですね。始まっちゃうんです。)

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