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📚#書架『自己啓発のひみつ』「真鍋厚氏に聞く」SPECTAORvol.51 (読みながら感想文)9

📝要約 🌿引用 ☕感想考察

📝自己啓発本は大きく二種類に分れる
社会的成功を目指すものと、個人の主観的幸福値を上げるもの。現代の自己啓発本の主流は後者であり、社会の停滞、その中での成功のおぼつかなさを背景とし
ミニマリズムな個人の内的幸福の追求に人々のベクトルが向いている。それはまた個人個人を孤立させ関係性を希薄にし、人のことはどうでもいい世界を到来させる危機を孕んでいる。

📝現代社会のめまぐるしい進化に対応するためのアップデートに自己啓発書が必要とされている。

☕ちょうど自己啓発書の古典『7つの習慣』を平行して読んでいるところなのだけれど、この書の時代に既に、「自己責任論」からの進化 相互協力が推奨されているのを発見しました。

☕自己啓発書が個人の幸福を書いているとしても社会は今確実に他者支援のムーブが起きています。NPOボランティア活動や各種署名運動 寄付活動は活発です。それでも繋がれない人々、取りこぼされている人々がいることも確かですが
手を差し伸べようとする人々の活動も活発になっていることも確かです。

☕自分の中にも確かにミニマリズムの影響はありますが、庶民層のミニマリズムによる余剰分が支援へと回る流れもあります。成功を希求する社会は競争をうみますが、競争を降りた人たちは、皆で助けあい仲良く暮らすことを選択しているケースもあります。逆に対人関係もミニマムにしてゆき孤立化してゆく人々もたしかにいると思いますが。

☕ひろゆき論について

ひろゆき氏の多様なピースの中でどのピースに着目するかでひろゆきさんの見え方が変わってくると思います。真鍋氏は
ひろゆき氏を個人的幸福追求の人と捉えているように感じますが、私には成功という競争を降りてみんなでわちゃわちゃ暮らそうぜ、と言っている人に見えます。彼の原点は赤羽です。

私がフォーカスしている彼のピースは
社会的洗脳や、理不尽な常識、自己欺瞞などから人を開放しようとする熱意です。それはたぶん真鍋氏にも共通することではないかと思います。

それ以上に私は「きのこたけのこ論争」がひろゆき氏の真髄でもあると思っています。きのこたけのこ論争の楽しさが見えない人にひろゆきさんは見えない、と思う私です。

    2023-05-09 火






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