ドーナツの穴を探しに
”真梨子の無気力を救済するプロジェクト”略して”まりQ”をやろうと年末に友人たちに発表したにも関わらず、すっかり4月になってしまった。この間、なぜ何もやらなかったのか・・・それこそ誰かに何かを伝える元気がなかったからである。ある種、無気力に負けていたとも言える。一応、生きて、仕事はしていた。本も何冊かは読んでいる。ホルモンバランスに負けてゴミのような日もあった。人前で話したり、妹と京都墓じまい旅行に行ってすごく久しぶりにいろんなことを話したり、気づきを得たり貴重な体験も、したりした。
でもなんでもいいから、”まりQ"の一環としてアウトプットするなりをする気に全くなれなかった。毎日が無気力だったわけでないにしろ、無気力の奴隷だったと言える。
4月になり、一年で一番忙しい季節がきた。正直決算/総会より忙しい。3月末締めのプロジェクトの報告書の締め切りが全てドカンとやってくる、と同時に期初のあれやこれやが発生するからである。このままだと、忙しさと無気力にながされる・・・
ある日、知り合いの方が、「ビジネスとか集客のためでなくても、noteは書いたらいいのに。脳の活性化にもつながる」というようなことを書いていたのを目にした。まさに、脳というか、私は自分の生活を活性化したい。書く行為によって、日常にもう少し真摯に向き合えるような気がした。無気力ってつまり、生きることをなんだかちゃんと味わってないような感じなんじゃないか。
ということで、まりQのささやかなプロジェクトとして、noteをまたちょっと書いていきたい。
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ドーナツの穴、とは初めて受けたコーチングのセッションで出てきた言葉である。
コーチング、巷で流行っているのは知っていたし、周りにもコーチの人はいたものの、受けたいと思ったことは今までなかった。ただ、ある時ロンドンつながりの友人がFacebookに、彼女の友人がコーチングセッションをしている旨を投稿していた。そのコーチの方の言葉や佇まい(写真だけど)に何かピンときて、早速連絡をとってトライアルを受けてみた。受けたい動機としては、「2-3年後に今の組織を離れることを決めていて、やりたい方向もきまっているのに今ひとつ動けない」ことを理由にした。
トライアルの日、「エンジンがかからないんですよねえ・・・」と私は言った。それを聞いて、コーチは「真梨子さんのエンジンってどんなイメージですか」と聞いた。エンジンのイメージ?そんなことは考えたことはない。が、考えたことはないがイメージはすぐついた。炎である。「それはどこにあります?」これもすぐイメージついた、丹田である。「ちょっと立って、そのエンジンと戯れましょう」え、戯れる?笑 炎を小さくしたり、大きくしたり(あくまでイメージ)、炎をキープしたまま歩いてみたり。ちなみにこれはオンラインセッションである。炎のイメージを変えることで、私の立ち居振る舞が変わって面白いとコーチは言った。
一回のトライアルセッションで何が変わったわけでもない。そして、コーチングは「あくまで自分と向き合う時間」であり、「構造的なコアの変化がその人自身に起きる」ことが目的なのだという。私は自分が変わるとあまり思っていないし、自分を掘り下げたところで何がでてくるんだと思っている節があるけれど、”ピン”ときたこのコーチと一緒に、不可思議な旅に出るのは面白いかもしれないと思った。
何より、エンジンがかからないんですよね・・・とぼやいてたのに、実はいともかんたんに自分で炎を作れるんだという驚きと発見があった。こうして私はコーチングを受けることになった。
ドーナツの話まで辿りつかなかった。リハビリの初回はこの程度に。
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