御室の桜。
「あんた、御室の桜みたいやなぁ〜」
京都で御室といえば、仁和寺(にんなじ)のこと。
京都ではソメイヨシノが散った頃に満開になる遅咲きの桜どす。
仁和寺の外から見える桜。
↓
(鬱金(うこん)・御衣黄(ぎょいこう)緑黄色系の桜。)
(牡丹桜)
御室の桜は土が粘土室で栄養分が少のうて、深く根が張られへんから、
樹の高さが低い、そやから花も下の方に咲かさはります。
「花」を「鼻」って変えたってこと。
褒め言葉やのうて逆。ストレートに言わへん独特の言い回し。
「お多福桜」とも言われていますが、最近は御室の桜もお多福桜も京都のいけずな言い方って言うて知れ渡った話。
「わたしゃお多福 御室の桜 鼻が低ても 人が好く」
なんぼ別嬪さんでも鼻もちならんかったら好かれへん、
鼻が低いを腰が低うて人を見下ろさへん、人が好くを笑顔で人に接している、
そやから人に好かれるんやでって、
そないに教えたはるって考えられるようになったのも、年齢を重ねたってことやろか?
悪口もとらえ方どすね。
ちなみに、言われたこともおへんし言うたこともおへんが、大抵が陰で言うもんやしね。
#京都 #料理屋#女将#京都の日常#スキしてみて
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