文月(七月)

京都の夏、七月は祇園祭で始まります。

祭事は当日だけやなく、七月一日から月末の神事奉告祭まで続く長い長いお祭り。

巡行を観たのはいつやったやろ?

若い頃は「動く美術館」山鉾など興味もなく、
宵々山、宵山に浴衣着てぶらぶら。

雷が鳴り夕立にあう。

「京都の梅雨も明けたなぁ」と、なります。

下鴨神社の「みたらしまつり」

神社の中にあるみたらし池の砂底からは、生命が噴き出すように湧き出ています。

その水泡をかたちどったのが「みたらし団子」
跡を継いだはんのは、小学校の同級生。

毎年、土用の丑の日に参拝者は裸足になってこの池に入り、
灯明を献じて無病息災を祈ります。

この池、膝下くらいなんでスカートもたくしあげる程度にしたら、
深いとこもあったりして「濡れるやん」と、まくりあげる。

浴衣や着物やと、まくる姿も艶っぽい。

池の水はチベタイ。こめかみにキーン。

神様の水に足をつけ、手には神様の火を持ちお詣りするのは、身も引き締まりながらも、蒸し蒸しする京都の夏に神遊びしている気分になります。

葵祭に続き、祇園祭も中止。

みたらしまつりに関しては、今んとこ未定とか。

疫病退散!祈るばかりどす。

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