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渋谷で5時半〜クアトロライブ〜

渋谷クアトロでライブをした。半年ぶりの東京、そして3年ぶりのクアトロだった。今回は渋谷クアトロ33周年記念、共演はマリノそして対バンにはクラムボンの原田郁子さんという企画だった。

原田郁子さんとはレコーディングエンジニアのZAKさんの紹介で知り合った。彼女がソロアルバムをZAKスタジオでレコーディングしていた時期とわたしがZAKスタジオでレコーディングをしていた時期が重なっていた頃だ。

それから互いのライブを見に行ったり、郁子さんが松江に来た時には一緒に遊んだりした。クラムボンは若い人たちに絶大な人気を誇るバンドだ。武道館コンサートだってやっているビッグアーティストだ。わたしとは客層が全然違う。でもたまにはそういうライブもおもしろいかと思った。なにより郁子さんに会いたいし。

久しぶりに再会した郁子さんはやっぱりすごくかわいくて、楽屋でいろんな話をして盛り上がった。昔話や、コロナ禍のことや、沖縄の慰霊の日のこととか。お土産に宍道湖のしじみの佃煮をあげたら、郁子さんは「今まで食べた中で一番おいしい」というアップルパイをくれた。実はマリノとわたしはアップルパイが超超超好きなのですごく喜んだ。「バターがたくさん入っているから気をつけて」と郁子さんが言ったので、とりあえずマリノと半分こずつして食べた。だって、ほら、わたし今ダイエット中じゃないですか(ふふふ)。

ライブは郁子さんが60分、わたしが60分の持ち時間だった。先週だったか「わたし、先に出たいんですけど」とクアトロの菊地さんに連絡したら、「郁子さんが先にやりたいと言われました」と既に順番は決定済みだった。くぅ〜、先を越されたー。

ライブのオファーをいただいた時には、東京都には緊急事態宣言が出ていた。延長、再延長を経て、ライブの6月22日には解除になることを見越して予定していたのだけれど、結局はまん延防止重点措置に移行しただけで、飲食店の閉店は夜8時のままだった。そんなわけで、開演時間は1時間前倒しとなって、チケットを買ってくださった方にはご迷惑をおかけしました。平日の5時半に渋谷って大変だよね。ライブを見ながらのドリンクも酒類はなし。島根では時々忘れそうになるけど、ああ東京はまだまだ緊急事態なんだなあと痛感。

それにしても、ライブは楽しかった。郁子さんの歌やピアノも素敵だった。わたしとはスタイルが違うけれど、きちんと自分の世界があって大層格好よかった。

マリノのサックスの音色はこの日も美しかった。小さな音を出すことは大きな音を出すことよりエネルギーがいる。声もそうだけれど、サックスのような音の大きい楽器は特に大変だろう。でも、日頃の練習の成果か、小さいけれど芯の太いいい音が出ていた。お客様も、サックスの音に酔いしれたことだろう。そしてまたも、マリノのMCに場の空気を全部持って行かれた笑。

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配信業者として来ていた森彰一郎さんもマリノのMCに度肝を抜かれていた。「さすがの浜田さんも及ばない類いの間」と言っていた。わはははは。サックスに歌にまたまた大活躍のマリノ、徐々にファンが増えて嬉しい限り。タンディガタンディ。

クアトロ5

貨物列車の中夢見たのは こんな暮らしじゃなかった

アンコールではとんちピクルスさんの「夢の中で泣いた」を3人で演奏した。郁子さんのピアニカが郷愁を誘って懐かしいような切ないような気持ちになる。「夢見たのはこんな暮らしじゃなかった」という言葉が、いつもとはまた違った意味を持って心に突き刺さった。

コロナ禍シーズン2の令和3年6月もまだまだ本調子ではない。先のこともわからない。でもこうして、一つ一つのライブを一生懸命やるしかない。そして明日はPCR検査をして島根に帰るのだ。またしじみの佃煮持って来るね。さようなら東京。

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    クアトロのみなさん、お世話になりました!

追記:このライブは配信でもごらんいただけます。

配信チケット(2,500円)の購入はコチラ↓
https://livemine.net/lives/56/about
☆アーカイブは7月5日(月)23時59分まで残ります。
☆☆ごらんいただくには登録が必要です。
登録方法は以下です〜。なにとぞよろしくー!

LIVEMINE登録方法(SP)
https://youtube.com/watch?v=U5KKh9KU7V8
LIVEMINE登録方法(PC)
https://youtu.be/FK0Yp7yabbI

一週間に一度くらいの頻度で記事をアップできればと思っています。どうぞよろしくお願いします。