すがりて来てね
宮古島で撮影したライブは8月１９日夜に無事に配信公開。マリノの編集もぎりぎりまでかかって、当日の３時くらいにやっとYouTubeにアップすることができた。お見逃しの方、8月いっぱいは見られますのでどうぞご覧ください。また投げ銭のほうもpeatixのイベントサイトで受け付けていますので、引き続きよろしくお願いします。いつかpiano lounge「有楽町」でライブできるといいなー。
さて、宮古から松江に戻ると、なぜだろう、暑い。松江のほうが気温が少し高いせいか。宮古もずいぶん暑かったけど、暑さの質が違うような気がする。というわけで、なんだかまだぼうっとして、本調子が出ない。体調が悪いわけではなくて、時差ボケみたいなのかな。お土産に買った「うーやきがあす」を食べながら（お土産なのに）だらだらしている。
さて、宮古島滞在記は書き終えたけど、一つ思い出したことがある。配信ライブでハマダが着ていたドレスは、宮古で買ったもの。すがりて（「おしゃれして」の意の宮古の言葉）収録をすることはもともと決まっていたので、衣装を一つ二つ、なんとなく持って行ってはいた。「有楽町」を下見に行った時になーんか違うなと思ったのですぐにMIUNIの美和さんや七重さんに洋服屋さんを聞いて何軒か行ってみた。
そのうちの一つが「ウェザー パミッティング オキナワ」だった。ここは、沖縄のものが集められたセレクトショップだ。ドレスやかりゆしなど、洋服はもちろんだが、紅型の染め物や、小物やアクセサリーなどもある。あれこれ、見たり着たりして、「サンタンカ」の絵が描かれた黒いドレスに決めた。赤と黒のコントラストが素敵。「サンタンカ」は宮古のあちこちに咲いている花だ。つつじによく似ているけど、もっと花が小さい。沖縄の作家さん（お名前失念！）の絵画をドレスにした、と言っておられた。サイズが合うか心配だったけど、なんとか着れた（入った、ばんざい！と試着室の中でガッツポーズ。マリコあるある）。
「こういうドレス来ている人街中では見ないけどどういう時に着るの？」とお店の方に聞くと結婚式などで着られることが多いという。お店の方はさちさんと言って、お店を開いて１０年になるとのこと。「ライブで着るんです」とか、いろいろ自己紹介をしているとさちさんが「浜田真理子さんのライブ行ったことがあります」。え？嬉しい！
わたしが宮古に初めて行ったのは２０１７年、アルバム「Town Girl Blue」のツアーだった。その時マリノや美和さんに初めて会ったのだが、その時、さちさんも来ていたそうだ。もともとわたしのファンだった親友のみゆきさんが誘ってくれたとのこと。
みゆきさんは当時ガンを患っていたが、いつも明るく前向きに暮らしておられたそうだ。けれどそのライブから数ヶ月でお空に逝ってしまわれたそうだ。あまりのショックにお葬式でも、それからもずっと、さちさんは泣けなかったそうだ。悲しすぎて。
今回わたしが急に洋服を買いに来てびっくりしたのと、おそらくは気持ちが少し落ち着かれたのかな、みゆきさんがマリコさんを連れて来たのかも、と思えたようで号泣されていた。「もうすぐお盆だからかな」とマリノとわたしももらい泣き。その後先日のpisaraでの投げ銭ライブにもさちさんは来てくださった。配信ライブごらんいただけたかな。おーい、みゆきさん！
一週間に一度くらいの頻度で記事をアップできればと思っています。どうぞよろしくお願いします。