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私が助産師になるまで②

こんにちは!Marikoです!
前回の投稿より期間が開いてしまいましたがのんびり続けようと思います。


助産師実習

無事、看護学実習を終え、大学四年生。卒業研究、保健師の地域実習、就職活動、そして国家試験の勉強、忙しい一年の中で助産師実習を行うには夏休み中しかなく、学生最後の夏休みは実習にすべてを捧げました。

はじめての分娩介助

助産師の実習では助産師さんの指導の下、実際に分娩介助をさせていただきます。それまでは模型を使って何度も何度も練習に練習を重ねてきました。はじめてのお産介助はたまらなく緊張していました。心臓はバクバクでしたが練習の成果もあってか意外と頭は冷静で手も動いたように思います。

赤ちゃんが生まれてくるとき、降りてくる頭で手が押されるのを感じ、私は圧倒されました。こんなに力強く生まれようとするんだ、と驚きと感動と、なんと表現してよいのか、一種の恐怖のようなものを感じました。そして産声を聞いたときはは体が震えて涙がこぼれました。

お母さんも赤ちゃんも元気でなにも異常なく、私の初めてのお産介助は終了しました。

生まれてしばらくして赤ちゃんを抱っこさせていただいたとき、産まれるときはあんなに凄みがあって、力強かったのに、今は他人に全てを依存しているなんてとギャップに感じるという不思議な気持ちになりました。

「ありがとう」に見合うようになりたい

実習で関わらせていただいた方々に「ありがとう」と感謝の言葉をいただいたり、お手紙をいただいたりする度に、知識もスキルもまだまだでお礼を言うのは私なのに。と嬉しい反面、自分はそれに見合っていないともやもやっとする自分がいました。(今でもそう思うとき、あります。)

「ありがとう」と感謝の言葉をいただく度に、私が関わらせていただく方々が、その人らしいお産ができるように精いっぱいサポートしたい、そのために勉強をもっと頑張ろうと思うようになりました。

国家試験

実習、就活、卒業研究が終わって、残りは国家試験。看護師、助産師、保健師の3つを同時受験したので、もちろん勉強は大変でしたが、大学受験の科目の科目のすべてが全く違う内容の試験とは違って、同じ分野なのでもちろん共通している部分はあって、そう考えると対策のしやすさはあったと思います。(例をあげると、助産師国家試験勉強→看護師の母性分野、保健師の母子保健分野の対策になる。保健師国家試験勉強→看護師、助産師の地域保健の分野の対策になる。)

国家試験シーズンには看護学生あるいは国家試験受験者の方は一度は聞いたことのある、あの恐怖のフレーズ「国家試験受かれば看護師、落ちればただの人」(ただの人ってなんだ!ちょっとキャッチーなのが余計腹立たしいですよね。)に怯えながら同期と必死に勉強していたのは今思うと懐かしいです。そんなこんなで国家試験を終え、私は本当にギリギリだったと思うのですが、無事、3つとも合格をすることができました!

大学入学してから、心の片隅にずっとあった国家試験のプレッシャーからやっと解放されました。合格してもただの人であることは変わりなかったです。

助産師魂を持って。

ようやく念願の助産師に!ですが知識や技術は実際に働きながら磨き続けるもので、まだまだこれからです。ただ、臨床にでると、もちろん日々精一杯全力ですが、学生のころのように一人一人の患者さんにゆっくり向き合って考えて悩んで、全身全霊を注ぐことは難しいです。だから学生のときの学びはかけがえのない私の財産です。それがベースになって私の今の看護感、助産感につながっていると思っています。

喜びよりも悔しかったこと、苦しかったことの方が大きいですが、それがいつか実を結んだらいいな、って思っています。そうなるようにこれからも精進します。

お世話になった大先輩助産師さんにいただいた言葉。
「どこにいても、助産師魂。プライドをもって、そのままでいてください。」
ーはい。助産師魂を燃やして、プライドを持って、謙虚に進んでいきます。

もし読んでくださっている方が学生であれば、今とても大変で苦しい思いをしているかもしれませんが、すべてはつながっていて報われる日がくるはずです。無理はしてはいけませんが、やっていることは無駄ではないので信じて進んでください。全力で応援しています!

思いの丈をつらつらと綴っただけの乱文でしたが、読んでいただいてありがとうございます。読んでくださった皆様のハッピーを祈っています!



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