(名工大・まちづくり)コミュニティ工学ワークショップ振り返り
おはようございます。
私は名古屋市の金山駅前まちそだて会(まちづくりの会)というところに参加しています。
そこの会長が名工大に呼ばれ、プレゼンをするというので参加してきました。
テーマは「現役世代が輝くまちづくり」
金山駅前まちそだて会は、現役世代40代が運営の中心を担っているけど、どうして???
参加するまで、そんなことを考えたことがなかった。
金山駅前まちそだて会って、40代が中心で動いていたっけ?
そんな風に考えていた。
会の構成を考えると、会長は45歳。
副会長は40代女性(私のことですwww)と、60代の男性。
部会長と呼ばれる方も、中心は40代の方がほとんど。
そういえば、40代が本当に多い。
そんなことに気づかなかった(笑)
まちづくりと聞くと、どんな想像をするだろうか?
私はまちづくりと聞くと、町内会長さんがいて、子供会があって。
というか、10年前の私ならまちづくりなんて一切考えたこともなかった。
まちって何?
生きていくだけで一生懸命だったから。
まちのことを考えられるようになったは、ここ数年。
だから、まちのことを考えていないからって別に不思議ではない。
というか大部分の人が自分には関係ない。
そう思っていて当然だ。
町内会長がいて、いろいろな偉い人が集まって会議する。
そんな姿を想像したときに自分の姿はあるはずがない。
だって、そんな年齢の人たちに沢山関わってこないからね。
金山駅前まちそだて会はどんな団体?
まず、金山駅前まちそだて会はどんな経緯でできたのか。
そこを話しておく。
もともとの企画は、名古屋市と名古屋まちづくり公社が企画したもの。
国の助成金をもらって、金山を変えていこうぜというもの。
官民が一体となって、まちづくりに関わっていこうぜという企画で生まれた団体。
なぜ、私が呼ばれたかって?
それは、その2年前に名古屋市から助成金をもらって、金山の南口広場で金山を盛り上げるイベント(こども商店街)をやったから。
民間で誰がいいだろうねという話で、商店街に声をかけると同時に、私たち地域住民にも声がかかったって話。
ただただ、私は地域住民枠で参加してた。
でも、その中には女性がいなくて(笑)
だから、副会長になっている。
これはただのご縁です。ありがたいね。
なぜ金山駅前まちそだて会は元気なのか?
というか、金山駅前まちそだて会は元気なのか?
この疑問から私は疑問に思う。
ただ、年配のまちづくりコミュニティーとは違う。
動きは速い。
そこに関して言うなら、経営者が多いからだと推測する。
会をやっているときは、基本的に毎月1回。
平日の午前中。
そこに来れる人は、経営者か、名古屋市の職員か、フリーターか、主婦、年配かインスタグラマーか、会社でまちづくりに関わる人か、、、。
とりあえず、時間の融通が利く人でなければ来ることはできない。
その時点で選別されている。
時間に融通が利く人しか来ることはできない。
そして、まちそだて会は案外忙しい人が多い。
活躍している人が多い。
だからこそ、そんなアクティブな人たちと話したいと思う人たちが寄ってくるのかもしれない。
元気をもらいにくる場でもあるのかもしれない。
若い人が活躍できているのはなぜか?
コミュニティが若いという、客観的な視点は私にはなかった。
でも、考えてみると若い世代なのだろう。
会社でもそうだが、トップが変わるといろいろなことが変わる。
きっと金山駅前まちそだて会のトップが違っていたら、また違う団体になっていたんだろうなといまさらながらに思う。
トップが若い。(若いといっても45歳だが)
そして、そこを支えている部会長クラスも若い。
だから、若い人が活躍できる。
意見を言うことができるし、意見を聞いてもらえるという安心感もあるのかもしれない。
自分の意見がすぐに取り入れられるとか、ダメなら駄目のジャッジ・決断が速いのだ。
スピードがある。
まちづくりというとスピードがないように感じるかもしれないけど、年配ばかりのコミュニティーと比べるとスピードがあるのだろう。
ストッパー役がいる。
この金山駅前まちそだて会には後ろ盾として、名古屋市や名古屋市まちづくり公社が入っている。
官民一体で作る団体だからね。
だからこそ、民間だけでできないことができる。
例えば、アスナル金山のステージを借りることだ。
1日30万円とも言われているステージをお借りすることができる。
他にも金山にはアンバサダーというまちを盛り上げる方がいるのだが、そのポスターも金山駅構内に貼らせてもらった。
先日も学生の金山学園祭というイベントをやったが、ここも名古屋市、名古屋市まちづくり公社の力が大きい。
名古屋市の中で、金山地区は「チャレンジ金山!」と銘打って、まちづくりを進めてきた。もともと名古屋市の企画なのだ。
そこに金山駅前まちそだて会がチャレンジをする団体として、動かされているのだろう。
ある程度無理難題をいっても、名古屋市ができそうなことは頑張ってくれる。
でも、無理な時はストップをかけられる。
自分だちの会だけでなく、名古屋市というバックがいるからこそ、大きいことも言えるし、やれるし、止めてもらえるという環境が整っているのだと思う。
また、商店街の会長なども会には参画している。
その偉い人たちが見守り役で入っているのも、大きい力だろう。
最後に
研究員の方から、コミュニティーポートフォリオという研究結果をいただいた。
学び、稼ぎ、癒し、信頼、貢献、自己理解という6つの項目で、分析したのだ。
これは会員にアンケートをしてもらって、分析をかけた。
私自身、このアンケートにあんまり興味がなかった。
でも、自分を見直すきっかけになると周りの方に言われ、参加した。
結果は、みんな貢献感でやっている人が多いようだ。
貢献感はドーパミンがでて、快楽にも変わると研究員の方が話していた。
私自身は貢献感はない(笑)
まちそだて会に貢献している感じがしないのだ。
何か貢献しないといけないなと思う。
いや、私はいるだけで貢献しているのか。マスコット的な😊
ともかく、バランスがいい団体で、参加したくないときは参加しなくていい。自分のペースで無理しすぎず参加してくださいが基本だから、うまくいっているのではないかという分析で終わった。
でも、私の一番の印象的だった言葉は会長の言葉だ。
「できすぎるトップがいると、コミュニティが成長しない」
私も含めて、上の人たちが動きすぎると活性化しないのかもしれない。
真ん中5%は動かず。
その外の20%が元気で動き、その他75%が支える・手伝う。
そのくらいの方が、組織はうまくいくのかもしれない。
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