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嫌なことを、相手にフィードバックするコツ

先週末の、
ふみちゃん読書会の学びアウトプット回!

今回取り扱った第5章は
コミュニケーションのミソで、
小学生くらいに習っておきたい科目。

その後、中学、高校でも引き続き
必須科目にしたらいいのにと思う内容。

それは、
行動の四角形のうち、
「私が問題を持つ」非受容領域の対処法。

「私が問題を持つ」という表現は、
自分が問題児?みたいな、
日本語ニュアンスがありますが
そういう意味ではありません。

ゴードンメソッドでは、

相手の言動によって
「自分が嫌だ、困った、気になる」
と思っている状況
 のこと。


相手にやめてほしい言動がある場合に、
それを言わずに我慢していれば、

相手には、こちらの嫌だ、という気持ちは
伝わらないので、
状況は変化しないでしょう。

さらには、
自分の中での不快な感情を
押さえつけることになるので、
モヤモヤが蓄積して、
いつか爆発、なんてことになりかねない。

だから、きちんと相手と向き合って、
嫌だと思っている、
ということを、うまく伝えられたらベストですよね。
でも、それがなかなか難しい。


例えば、
毎回約束に遅刻してくる友人がいるとします。

そういったときには、つい、
「なんでいつも、遅刻ばかりするの!?」

といったような、攻撃的な言い方を
してしまいませんか?

これは、
(あなたは)なんで遅刻ばかりするの」

という、あなた主語のメッセージ
になってしまっているのです。

もちろん、遅刻する相手が悪いですが
そういう言われ方をすると
非難されているような気持ちになる。

そうではなく、
「私」を主語にしたメッセージにするのです。

そしてこういう3部構成にします。

1)行動
見たり聞いたりした事実

2)影響または理由
相手の行動によって、被ってしまう自分への具体的な影響

3)感情
自分の率直な気持ち


遅刻の例でいうと、


今年に入って、連絡もなく遅刻したの、3回目だよね。
(行動)

何も連絡がないと、
なにかあったんじゃないか?と、
本気で心配になってしまうから
(影響)

LINEで一言だけでもメッセージくれたら嬉しい
(感情)

という風に言えば、

友人にも、
自分の遅刻によって
相手を不安にさせてしまっているのだ。

ということがしっかり伝わりますよね。

これを読んでリンクしたのが、
私の超お気に入りの本
『奇跡の会社』でも書いてあったんです。

『奇跡の会社』は、
フロリダの清掃サービス会社
「スチューデント・メイド」を立ち上げた
若き女性創業者兼CEOの物語。

特に、組織文化づくりに奮闘する部分が
とっても面白いのですが

社員に直してほしい点を指摘するときに
FBI の3点を意識する、というのがありました。
つまりフィードバックのコツですね。

【Feeling】
 フィードバックする側はどんな気持ちか

【Behavior】
 どんな振る舞いがそんな気持ちにさせたのか

【Impact】
 その振る舞いがどんな影響を与えているのか


かくいう私は、
相手に、こういった率直なフィードバックをするのが
すごく苦手です。

近すぎる関係だと、
攻撃的な言い方になってしまうし、

一方で、それ以外の人たちには
自分が嫌な気持ちになっていることを、
表現できない。

でもそれは、やり方を知らなかったから
というのもある気がして。

こういったメソッドを
うまく自分に取り込んで、
変に自分の気持ちを抑えることなく

良い対人関係を築けるようになりたい。

この分野を学べば学ぶほど
自分がコミュ障だと気づく。笑

一生勉強ですね。

あともうひとつの学びもあったので
また別記事にしたいと思います。

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