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私と教育の距離 vol.3

私が教育を仕事にしているのは、世界から戦争や貧困のない状態を作るには、次世代の教育がとても重要だと信じているから。

小さい頃おじいちゃんが、戦時体験を聞かせてくれていた。

「空襲警報が鳴るとみんなで疎開した」とか

「終戦後に、アメリカ兵から飴もらってね」とか、紛争下にある何気ない日常の話をよく覚えている。

テレビを見ると、アメリカ兵から飴をもらった少年がおじいちゃんに鳴る程の時が経っても、世界では戦争があることにものすごく違和感を感じた。

大人は「もう戦争はしないで欲しい」という先人の言葉をなぜ無視しているのだろうかと本当に腹が立った。

その頃からずっと、戦争のない世界を作るにはどうすればいいかを考えて、今に至るのだけど、

16歳、ふとしたことがきっかけで出会った国際交流キャンプで、ボスニア戦争を体験した同世代の男の子がその実情を話してくれたり、広島原爆の被爆者の方のお話を聞き、世界の同世代と何日もかけて「私たちには何ができるのか」を話し合った。

ちなみに、私はこの国際交流キャンプではじめて、ワークショップやファシリテーションというものを知り、心底魅了されて、社会人になるまで関わり続けた。

このキャンプを通じて、大事なことは次世代を担っている私たちや、次の世代が自分のことだけでなく、もっと世界のことや、他の国に住む人のことを考えた選択ができれば、きっとそれが平和な世界につながっていくと思った。





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