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#43、オカピ

(アフリカ現地名)キリン科の哺乳類。体長約2m。首や四肢はキリンのように長くなく、体形はウマに似る。雄には短い一対の角がある。毛色は全体としてチョコレート色だが、四肢の下部はクリーム色で、前肢の前腕部と後肢の大腿部には黒い横縞がある。アフリカ中央部の密林に生息、1900年に初めて報告された。

広辞苑第五版
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結構、謎の動物と言われがちなオカピ。こっち見てる。「何見てんだよ」的なことでしょうか。
あなた絵なのでね、許してもろて。

動物が好きです。かなり動画サイトとかで見ています。飼ってる方の動画、動物園の動画、野良猫さんの動画など。撮影者さんの説明も併せて様々な環境を知ることができる。

そこで感じるのは、やはり動物たちの感情表現だ。

嬉しい、嫌だ、怒り、拗ね、知らんぷり、驚き、興奮、ほかにも撫でられて気持ちいいとか、かなり細かく感情表現をする。

人間はおそらく初見では分からないこともあるかもしれない。けど共に暮らす家族、飼育員は、その子がどのような感情を持ってこちらに向かっているかわかるはずだ。

ムーミントロールはある日、魔法の帽子をかぶって、姿形が変わってしまった。そこにムーミンの面影はなく、周りのみんなはムーミンだと分からずに、誰だ誰だと質問する。ムーミンだと信じてもらえない彼は悲しくて泣いてしまう。
そこへママがやってきて「ママなら僕が誰かわかるよね、僕はムーミンだよ」とムーミンが言うと、ママは彼をじっと見つめて「そうね、確かにあなたはムーミンだわ」と言う。

というシーンがある。この文を見た他の方が、なぜママだけわかったのかについてご自身の意見をしたためていた。

なぜかと言うと、「ママがムーミンのプロだから」

ムーミンママは誰よりもムーミンを愛し、観察し、心を察し、その幸せを願い、癖を楽しみ、行動を共にしていたのだ。

そういう積み重ねと歩み寄り、また、理解しようとする努力が、ママとムーミンの結びつきを強くした。

オカピは野生の個体は少なく、法的に保護されている。日本の動物園でも飼育されているが、なにごとも敬意を持って彼らの生活の一部に入れていただきたいものだ。
それが彼らを、巡り巡って人間同士を大切にすることができるかもしれない。

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