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【広辞苑コラム】#79、跨る

[自五]
①股を開いて乗る。「鞍にーる」
②一方から他方へかかる。わたる。三蔵法師伝承徳点「其の宮、南のかた皀㵎(そうかん)に接し、北のかた洛浜に跨がれり」。「両方の分野にーる研究」「三年にーる工事」

広辞苑第五版

「世界を股にかける」はこの2つの意味をさらにわかりやすく組み換えて話してるんだなと改めて思いますね。

イメージ的には、足を揃えて立ってるところから、片足を前後左右のどこかへ伸ばして、立ち続ける姿がわかります。

肩幅ではまたがるとは言えなさそう。ずいっと一歩進む様子が見えると良いですね。

小説や漫画に起こすならやはりキーマンですね。主人公は成長していくことで読者にも一体感を持たせることができるので、主人公は世界を跨いでいくのはあとでだ。

普通だけど剣の道に真摯に取り組む主人公のことを、村の老いた指導者は才能ある者ととらえていて、でも引っ込み思案な主人公は怖気付いてしまうんだよね。
そんな主人公に指導者は秘密を伝える。「わたしが伝説の騎士なんだよ」「え!」「私が言うのだから間違いない、修行の旅に出るのだ」
んで生まれた町からさよならバイバイよ。

隣の街ではわたしの弟子がいるから、とか言って応援すんだね。冒険譚最高です。

今は小説も絵も色々してるけど、色々してるままで楽しみたいですね。

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