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情報とお金〜情報のセレクトショップ化・情報の旬・無料の罠~

新型コロナウイルスという未知の出来事について大量の情報がネット上にあふれています。一時期チェーンメールも回ってきたり。洪水のようにあふれる情報をどうやって主体的に選び取っていけばいいのかなど、情報とお金についてのお話です。


お金や情報にまつわるVoicyを聞いて

インターネットのおかげで、情報もありすぎて困るほど。無料で入る情報もたくさんあるけれど、目先のお金をケチって無料の情報だけで判断をしてしまうとなかなか本質的な情報に触れず判断が偏ってしまうことも。

かといって、なんでもお金を払えばいい情報に出会える!と思ってしまうと詐欺に引っかかったり。

適切に課金をすることで時間を買うことができ、より深い情報を得ることができる。

あくまでも自分のものさしをもつことが大事、というお話をVoicyで聞いたことがきっかけでした。

というわけで、今日は情報とお金という観点で3つほどテーマを分けてお話をしたいと思います。


1.情報のセレクトショップ化

今はインターネットのおかげでいろんなものが格安で手に入るようになりました。逆に情報があまりにも多すぎて、その中で的確な情報がどれなのか逆にわかりづらい時代に。

以前は情報を誰もが平等に得ることができなかったので得ること自体に価値があったわけですが、インターネットによって情報の垣根がなくなったことにより誰もが平等に発信や受信をすることができる時代になりました。

「情報を得ることそのもの」というよりは情報の海の中でピンポイントに「自分に適切な情報を得ること」に新たな価値がうまれました。

お金を払えばいい情報であるとも限らないし、こんな高いからにはきっといいに違いないと思って参加した高いセミナーが詐欺だった、なんてこともあるかもしれません。

有益な情報を効率よく得るためには、やはり情報の嗅覚を育てる必要があります。対価を支払い情報を得ては、この情報にこの価格は自分には適切だったのか、の判断を繰り返していくのです。


また、同じ情報を発信していても、その発信している人によっていいねの数などが違うこと、よくありますよね。

つまり今の時代「何を発信するか」より、「だれが発信するか」に価値があるわけです。

先日もちょうど友人と「どんなに有名な人が紹介するレシピよりも、身近な友人がTweetするレシピの方が作りたくなるよね」というお話になりました。

つまり今は、情報のセレクトショップの時代になっているように思います。

デパートで買えるものでも、あえてそのセレクトショップで買う。それは単に物を買っているのではなく、その店長への信用・信頼をセットで買っているのです。

じゃあその信用を貯めていくにはどうすればいいか。自分がどんな人でどんなことを考えどんな情報を持っているかを開示していく必要があります。

だからこれからは情報を手元に持っているだけでなく、どんどんオンライン上で発信していくことで自分の本当の名刺・セレクトショップを作っていくことになると思っています。


2.情報には旬がある

自分の音声配信の音源をYouTubeにアップしようと調べていたら、2年前の説明YouTubeを見つけました。でもそこで紹介されたソフトはWindowsサポート対象外。オンラインの世界では2年前でも古いのです。

時代の変化のスピードが本当に早くなってきました。

本は電子書籍(Kindle)だと、発売から時間が経つとだんだん安くなっていったりKindle Unlimitedで読めたりするようになりますが、無料にならないと読まないと決めていると、その情報が古くなった頃に手に入れることになるわけです。

情報には旬があります。

情報を買う、ということは情報提供者が色々経験したり調べたりした時間、そして自分が大量の情報から取捨選択する時間も買っていることになります。

お金はなくなっても稼いだら増えますが、時間は過ぎてしまったら買うことはできません。

たとえば本が1000円が500円になるのを半年待っている間に、1000円で情報を手に入れた人が行動を変えて500円以上の価値を生み出せる人になっているかもしれない。

なのでいい情報をとにかく無料で手に入れたい!と無料に固執していると実は一方で別のものを失っている可能性があるのです。


キンコン西野さんの以前のVoicyでも、お金と情報にまつわる回がありました。

1000円の西野さんのオンラインサロンにどんなメリットがあるのかと何ヶ月も悩んでいるのなら、まずは一ヶ月と決めて入ってみればいいのです。自分に合わないとわかっても、1000円でそれがわかったことになります。

「100%うまみがある」がと分かってないと動けない人が動き出した頃には、半信半疑で飛び込んでみた人が遠い先に行ってしまっています。

おすすめは、いいなと思ったらとりあえず飛び込む金額を設定してみることです。

1万円以下だったらとりあえず買ってみるとか、欲しい物があったらまずは一番安いものを使ってみるとか。

自分の世界を変え続けるためにあえて毎月◯◯円程度の新しいものにチャレンジしてみる、と決めてみてもいいかも知れませんね。


3.無料の罠、その人は誰のために働いているのか

世の中には無料なサービスが沢山あります。
テレビ番組、保険相談の窓口、ブログ、転職エージェント。

彼らはそれが仕事です。ではどうやって収益を得ているのか。考えてみましょう。

テレビは広告、保険の窓口は保険会社、ブログはアフィリエイト、転職エージェントは契約している企業。私達ユーザーとは別にお金をもらっているクライアントというものが存在しています。

お金儲けが悪とは全く思いません。クライアントが存在するからこそ私達は無料で色んな情報に触れることができるわけです。

保険を紹介してくれるFPさんは基本的には保険会社からの紹介手数料で収益を得ています。どうせなら高い手数料ををもらえる保険を紹介しようとするFPさんがいたっておかしくないわけです。実際にドル建て積立保険がやたら紹介されて問題視もされていましたね。

一方で最近はユーザーから直接お金をもらうことでビジネスをするサービスが増えました。

たとえばこのnote。
これまでブログでアフィリエイトで収入を得ていた人は(一概には言えないものの)稼ぐためにはアフィリエイトで稼げる記事、を書く必要がありました。

でも、noteはその読んだ人が価値があると判断したらサポート、もしくは有料マガジンの購読などで直接書いた人にお金を送ることが出来ます。

Netflixもしかり。

サブスクリプションサービスでユーザーから直接お金をもらうことで、そのお金を視聴者が見たいもののために費やすことが出来ます。

お金を貰う人と価値を提供する人の矢印が相互に向き合うことで、本当にユーザーのためになることを提供できるようになるのです。

まとめ

これからますます良質な情報に適切な対価を直接支払っていく時代になるでしょう。

情報のチョイスという意味で、ちょうどいい記事を見つけました。

口を開けて入ってくる情報をただ飲み込むのではなく、自ら攻めて情報を獲得しにいく。そしてそれをどんどん自分の思考と絡めて発信していく。

自分なりの情報獲得ルールを決めてみてはいかがでしょうか。

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