「負け犬となるな」(大川隆法「心の指針」より)
いつも記事に目をとめてくださり、本当にありがとうございます。
私の記事では、大川隆法先生の法話・著書の中から、おすすめの作品を紹介しています。
今回は、心の指針「負け犬となるな」をご紹介したいと思います!
大川隆法先生は、毎月、「心の指針」という詩を月刊誌に寄稿してくださっていたのですが、シンプルな言葉の中に深い味わいがあり、読むたびに心がじんわり温かくなる作品ばかりなんです。
皆さんにもぜひ、「心の指針」の世界を味わっていただきたく、時々ご紹介させていただいております。
それでは、今日も皆さんへ、感謝の気持ちを込めて、贈ります。
「負け犬となるな」
あなたは、負け犬というのを見たことがあるか。
二匹の犬がケンカをすると、
かみ合ったあとに勝負がつく。
負けた犬は、
まるで白旗よろしく、
しっぽを股の間にはさんで、
耳を垂れ、
キャインキャインと逃げていく。
そしてある時、勝ち犬と、
路上でバッタリと出合うと、
またしても、しっぽを股にはさんで、
目を伏せて、
助けて、と哀願するように道をよけていく。
なにも勝つことばかりが、人生ではない。
闘い続けることのみが、美学でもない。
負けの中にも、人生の真実があり、知恵もあるだろう。
しかし、負け犬というものは、
実際に受けた傷以上に、
心の傷が深く、痛みが長びくようだ。
肉体的痛み以上の損失に甘んじているのだ。
人生には全勝も全敗もないのだ。
必ず何勝何敗かになる。
心の中に、負け犬のいれずみを彫るのは、よした方がよい。
棺桶のふたが閉じられる時に、
勝敗を数えても遅くはないのだ。
(大川隆法 心の指針95)
〈感想・気づき〉
この言葉にハッとさせられた私です。
人はともすれば、人生に勝利することばかりを考えてしまいがちですが、勝つことだけが人生ではないのですね。
負けた中に、いかに反省や教訓を学び取り、知恵にしていくか。
そこにまた、人間としての知恵があるのかもしれません。
自分が負けたことにより、他の若い人たちに、「失敗学」を教えることだってできます。
どのようにして失敗し、どのように立ち直ったか。
どのようにして失敗し、どうすれば良かったと思うか。
これを語れるだけでも、人としての深みが一段違ってくると感じます。
自分の失敗体験を正直に語れる人はカッコいいですし、誰かの転ばぬ先の杖になれるなら、それもまた尊い愛の行為だと思います。
このように、私たちは「負け」を上手く使って、「人生の真実を知っている先生」のような立ち位置になっていくこともできるはずです。
ただ、一方で、「負け」という手痛い傷を負ってしまうと、深い心の傷を負い、いつまでも痛みを引きずってしまう方もいらっしゃるようです。
さながら「負け犬」のように、キャインキャインと尻尾を巻いて逃げていく。
もう一度、人生の勝負どころが来た時に、再び負けて傷つくのを恐れて、せっかくいい線いっていたのに逃げ出してしまう。
そんな人もいらっしゃるかもしれません。
それは、「負け」という心の傷が教訓に昇華できず、傷口がまだ塞がっていないのかも。
傷口に塩を塗られるのを恐れて一歩を踏み出せないとしたら、とても残念なことです。
チャンスがやってきているなら、過去の「負け」を引きずりすぎずに、勇気を持ってチャレンジした方が良いと思います。
その際に、「あの時みたいに失敗するんじゃないか」「自分はやっぱりダメなんじゃないか」という不安に襲われることもあるかもしれません。
でも、そこを乗り切って、新たな道を歩むことができた人にのみ、成功への道が用意されているのだと思います。
完璧にすべての試合を勝ちにしなければいけない!と思いすぎずに、まずは一歩を踏み出すこと。
心の中に負け犬の入れ墨を彫るのをやめて、本日、ただいまより前進すると誓うこと。
棺桶の蓋が閉まる時にはじめて、勝敗を数えよう。
そのぐらいの気持ちで良いのだそうですから、もっと気楽に飛び込んでみましょう。
あなたの人生の一歩、今日も進めていきましょう!
最後までご覧くださり、ありがとうございました。
☆本日の記事は、こちらのマガジンに所収予定です♪
☆自己紹介・サイトマップはこちらになります❣
全記事一覧を出しています。参考になる記事がありますように。↓↓
☆「X」もやっています!よろしければフォローお待ちしています♪↓↓
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?