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「読書の方法」(大川隆法「心の指針」より)

いつも記事に目をとめてくださり、本当にありがとうございます。

私の記事では、大川隆法先生の法話・著書の中から、おすすめの作品を紹介しています。

今回は、心の指針「読書の方法」をご紹介したいと思います!

大川隆法先生は、毎月、「心の指針」という詩を月刊誌に寄稿してくださっていたのですが、シンプルな言葉の中に深い味わいがあり、読むたびに心がじんわり温かくなる作品ばかりなんです。

皆さんにもぜひ、「心の指針」の世界を味わっていただきたく、時々ご紹介させていただいております。

そして、3100冊以上の著書を持つ大川隆法先生の「読書の方法」は、必ずや皆さんの学びに直結することと思います。

それでは、今日も皆さんへ、感謝の気持ちを込めて、贈ります。



「読書の方法」

読書の方法には、

まず、精読と多読とがある。

精読は、分析的で緻密な読み方だ、

教科書の読み方がこれだ。

多読とは、文字通り、

大量の本を読むことだ。

無限の時間を持っている人でなければ、

普通、速読を伴うものだ。


読書家たらんとする人は、

精読と多読の両立に苦しむものだ。

これは遅読と速読の対立でもあるからだ。


私の結論は、

情報の網を張るためには多読し、

網にかかった、良い本、重要な本は、

精読せよ、ということだ。

精読することで、

あなたの頭脳は鍛えられ、

あなたの思考力は深められるだろう。


そして最も大切なことは、

あなたの心に残った本は、

一定の時間をおいて、繰り返し読め、ということだ。

愛読書で身の回りを囲っていくことこそ、

知的生活の本質なのだ。


(心の指針76)


【感想・気づき】

読書により、私たちは様々な人の思想や考え方を学ぶことができます。

読書により得た智慧や感動で、私たちは人生を豊かにすることができます。

言ってみれば、読書は良質な人生を送る上で、なくてはならない存在。

ただ、私たちも実生活で忙しく、なかなか読書時間を捻出することができない……ということも多いでしょう。

そんな時に必要なのが、読書の方法についての智慧だと思います。

今回の心の指針でも触れられていますが、読書には精読と多読の2パターンはあります。

・精読……細かいところまで緻密に読み込むこと

・多読……本を沢山読むこと


本来であれば、本は一冊一冊をじっくり読みたいところですが、私たちは無限に時間を持っているわけではありません。

そのため、本を沢山読む多読の際には、速読の技術も必要になってきます。

速読では、章立てや大事なポイントだけ線を引いて、その他はサーッと読み流す、という方法が考えられます。

受験勉強などで鍛えた人は、速読によりポイントを押さえる力を身につけていたりするものですよね。

ただ、本当に良い本というのは、読み飛ばす箇所がなかったりするものです。

そうした本に出会えた時には、緻密に一文一文読み込む、精読をしていくのが良いでしょう。

今回の心の指針でも、「精読することで、あなたの頭脳は鍛えられ、あなたの思考力は深められるだろう」と書かれています。

精読して、かつ何度も読み返したくなる本に出会えたならば、その感動を、大切になさってください。

心に残った本を一定の期間をおいて繰り返し読むことで、その本のエッセンスを自分の一部として吸収することができます。

良書が血肉になっていくと、知的教養人としての自分が成長していくのも感じられると思います。

そして、不思議な事に、以前精読して心に残った本を、また何年かして読み返してみると、また新たな発見があるものです。

これは、年代によって自分の感性が変わってきたり、人生で経験してきたことによって、感動するポイントが変わってきたりするからです。

例えば、親子の物語を読んでいて、子どもの側の気持ちで感情移入していたのに、月日が経って読み返してみたら、今度は親の気持ちに感情移入している自分がいたりします。

また、若い頃には感動したのに、年を重ねてから読み返すと、あまり感動しなくなった、という本も出てきます。

それは、自分自身の経験が進み、人生の違う部分が見え始めたということなのだと思います。

このように、自分に合う本との出会いも、その時の自分の感覚にしかない生の感覚かもしれません。

本との一期一会の出会い、本ともに成長していく自分を、大切にしていきたいですね。

今回の心の指針では、読書家を目指す人へのオススメの読書の方法が紹介されていますので、ポイントにまとめておきましょう。


【読書家を目指す人へ―大川隆法流読書の方法3ステップ】

①基本は多読。
情報の網を張るために、多くの本を幅広く読む。

②気になるものだけ精読。
自分のアンテナに引っかかった良書、重要な本だけ、一文一文緻密に読む。

③心に残った本を、一定の期間を置いて繰り返し読む。

精読した本の中から、自分の心に残り、何度も読み返したい本を選び、一定の時間をおいて繰り返し読む。


千里の道も一歩から!

読書家への道は簡単ではありませんが、読書により得られる智慧や心の豊かさは、何ものにも代えられません。

皆さんも、一緒に読書家への道を目指してみませんか?


今回も最後までご覧くださり、誠にありがとうございました!


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