iDOL 127

グローバルアイドルが言っていた。
「僕は、日本人であることに誇りを持っています」
こんな若い子から、このような言葉を聞けた事に驚いた。

10代から単身で海外に渡り、デビューを目指した。
外に出たからこそ、初めて意識した日本がそこにはあったのだろう。
日本で生まれ育ち海外を知らなければ、日本のイヤな部分や足りないと感じる事ばかりに意識が向けられやすい。
しかし、海外を経験する事で今まで当たり前として気づかなかった日本の良さに気づくことができるのだろう。

想像してみる。

言葉もわからない。
文化も違う。
家族も友達もいない。

ただでさえ、多感な年頃。

何度、日本に帰りたいと思ったことだろう。
何度、涙したことだろう。

デビューできる約束も無い中で、続ける努力は経験した者にしか分からないだろう。
母国語で話す相手もなく、差別もある、孤独の中で掴みにいく夢。

「僕は、日本人であることに誇りを持っています」

私を含め、このように思っている日本人がどれくらいいるだろうか?

このアイドルの子と同年代の子たちは、この言葉を聞いて何を感じるのだろう。

やりたい事をさせてあげた、子供を応援してあげれたご両親も素晴らしいと思う。
どれだけ、心配だっただろうかと考える。

この子のご先祖様や、国を守ってくださったご先祖様たちは、こんなふうに思ってくれる日本人がいて嬉しいだろうなぁと思う。

輝きには、見せない努力があるんだよね…と再認識させられる。

日本にいるだけでは気づかない価値観がある事を、気づけた経験がある方には
もっと、気づいていない日本人に共有して欲しいと思う。


noteの中にも、世界を経験された方がたくさんいらっしゃるようなので
ぜひ、発信して頂きたいです。
知らない世界を教えて頂けたら、嬉しいです。

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