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最近、子どもの頃の夢をよく見る件について

最近、小・中学生の時の友人がよく夢にでてくるんですよね。

特定の誰かが頻繁に出てくるわけではなく、小学校の時によく遊んでいた友人や中学の時の部活の仲間たちが男女問わず夢に出てきます。
姿はみんな当時のままで、子どもの姿をした私が懐かしい友人と久しぶりに会っています。

その頻度は「ここ数日」というよりは「ここ数週間」ってくらいです。

で、最初は「懐かしいメンツだったな〜」と思うくらいだったんですが、あまりにもよく夢を見るのでそのことについてちょっと考えてみることにしました。

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行き着いたのは、「たぶん子どものころに戻りたがっているんじゃないか」説。

25歳になり、インスタでたまたま見つけた友人は結婚して赤ちゃんを授かっていたり、すっごく綺麗なお姉さんになっていたりします。
まだまだ独身を楽しみたい!っていう友人は、いい感じのホテルや旅館に泊まっていたりします。
よく電話する幼馴染は、目指すキャリアに向けて資格の勉強をしていて、私はというと、転職をしてwebデザイナーになって、今はバリバリ仕事したいっていうフェーズにいます。

よく見てみると、昔の友人のライフステージがバラバラなことに気がつきました。
そんな現状に、ちょっと寂しいような、みんながそれぞれの道を走ってて嬉しいような、いろんな気持ちが自分の中にあるな〜と思います。

今までは、みんな同じリズムで生きていたのが、急にそれぞれの速さで生きているなと思うんですね。

6歳になったら校区で決まっている小学校に通い、6年経てば中学校へ行く。同じタイミングで高校受験を経験し、やりたいことがまだ決まっていない人も大体見えてきた人も高校3年生になれば大学受験に向けて勉強し始める。無理やり決めてみた進路先で大学生活を謳歌して、3年生の終わり頃には黒いスーツに身をまとい、猫背気味だった背筋をぎこちなくピンと伸ばして就活を始める。

ここまでは笑っちゃうくらいみんな同じタイミングで同じ経験をしていくんですよね。
不思議なのは、ここから先びっくりするくらいいろんな方向へ散っていく。トントンッとライフステージを変えていく子もいれば、バリバリ仕事したり、やりたいことを追求していく子もいたり。

急にそれぞれの速度で生き始めるので、それがめちゃめちゃ不思議なんですよね。

インスタには、同じ画面の中に同級生の異なるライフステージが映し出されていて、何が早いのか遅いのかわからないけど、どんな投稿を見ても自分が遅れている感覚になっちゃったりします。

結婚していく子を見れば「あらあら自分は何してるんだろう」と思うし、仕事頑張っている子を見れば「負けてられない」って思います。
もしかしたら、今の私も誰かにとっての「早い」なのかもしれないし、誰かにとっては選択肢にすら入らない生活なのかもしれない。

社会人になって、選択の自由をちゃんと使えるようになったこの時期に、子どもの頃の友人がいろんな方向に進んでいるのが、やっぱり私は寂しいのかも。
だから心のどこかで、みんながみんな同じリズムで生きていた子どもの頃に戻りたいって思っていて、夢を見るんだろうなと思います。

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世の中がちょっと落ち着いたら、懐かしい仲間で集まりたい。
どれだけ久しぶりでもたぶんあの頃のまま話せるんだろうし、いろんな話を聞きたい。どんな話を聞いても「私も頑張ろう」って絶対思える。

ので、今はお仕事に集中する。デザイナーとして周りの人たちを豊かにする。デザインを極める。


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