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マイベストブック50

#ブック記録 #読書感想文

いきなりですが、私は無類の本好きで。ただ、なかなか身近で本について語れる友人がいない

本が好き、という人がいても、どの作家が好きか、どういうカテゴリーが好きかによっても話は変わってくるし。これまで本の趣味が一緒!(もしくはそれに近い)と感じた人は1人…くらいかな

そんな私のただの備忘録

これまで読んだ思い出に残る本、50冊チャレンジ!

というダレトクの記事で失礼します

正確ではないけれどそれなりに読んだ時系列ごと。その本を何歳の時に読んだかで影響を受けた部分が違うので、古いものからいこうかな

1:冷静と情熱の間/辻仁成

小6?中1?それくらいに初めて読んだ、いわゆる“小説”。それまでは学校の図書室で児童書世代だったので。恋愛小説だけど、これは今も手元に持っていて、何度も読み返した1冊。辻さん×江國さんは文章がひたすらに美しい。

2:おいしいコーヒーの淹れ方シリーズ/村山由佳

これも中学時代集めて読んだなー。若さゆえの内容ですねぇ・・

3:すべての雲は銀の…/村山由佳

村山由佳の本は10代にけっこん読んで、20代以降はもう進んで手に取らなくなってしまったけれど、これだけは思い出したように今でもたまに読む。登場人物がみんな人生いろいろでみんないい。年数でいったらリピート率No.1の本かもしれん・・

4:翼/村山由佳
5:星々の舟/村山由佳
6:神様のボート/江國香織

さっぱりと対等な親子関係に当時惹かれた。江國さんのような、シンプルでポエミーで透明感のある文章にめちゃくちゃ影響受けて自分でも書きたくて、実は一度原稿に向かったことがあるけれど、まったくダメでしたねw

7:夜のピクニック/恩田陸
8:白夜行/東野圭吾

東野圭吾は大学に入ったときにドはまりして、当時出ていたものはおそらく読破してました。これドラマ?映画?になったの見たけどやっぱ文章にはかなわないわーと思ったの覚えてる

9:みちるのハイスクール日記/ショートみちる

東野圭吾で大学を思い出してこの本を思い出した。小6の時学校で借りた本。アメリカの高校に通うみちるさんのエッセイ本。これ読んでアメリカに行きたくなったんだよなぁ・・。人生どこでどう未来へのスイッチが入るかわかりません

10:東京タワー/リリー・フランキー
11:ムーミン谷シリーズ/トーベヤンソン
12:ノルウェイの森/村上春樹

当時、「村上春樹は大人になったら読む本」となぜか自分の中で決めていて、10代のうちは手を出さないと決めていました、なぜか笑。で、満を持して手に取ったのが大学の時。アメリカの大学の数少ない邦書にこれがありました。どうする?読む?読んじゃう!?ついに!?と妙にわくわくしたのを覚えてる。で、当時読んだ感想はあまり覚えていないんだけど、内容というよりも、「これが春樹ワールドか、これが大人の小説か」と思った気がします。2回目、3回目と読み返すにつれていつも読後感が異なる1冊です

13:世界の終わりとハードボイルドワンダーランド/村上春樹
14:真珠夫人/菊池寛
15:痴人の愛/谷崎潤一郎

ここらへんは通俗小説。今読んだらまた見え方違うだろうな。

16:女生徒/太宰治

これはとてもシンプルに胸に沁みていく小説。こんなに美しく人の(しかも小学生)心情を文章にできるなんて素敵以外の何物でもない

17:斜陽/太宰治
18:食卓のない家/円地文子

借りて読んで、この先絶対また読みたくなると思って買った本。

19:新恋愛講座/三島由紀夫

三島は小説ではなくエッセイ派です。

20:花ざかりの森/三島由紀夫
21:ビッグツリー/佐々木常夫

ちょうど就活のころ読んだ本。働き様、のようなものを感じて、ちょうど地元で佐々木さんの講演会があって行きました。とても気さくな方だったのを覚えています。サイン入りもゲット!笑

21:ハーバードが私に教えてくれたこと/林英恵
22:白熱教室/マイケル・サンデル
23:これからの「正義」の話をしよう/マイケル・サンデル

私実は哲学専攻で。大学を卒業して日本に帰ってきて、それらをどこまで理解できていたのか日本の本で試したくて読みました。普通におもしろかった

24:こころを動かすマーケティング/魚谷雅彦

新卒の入社研修で初めて、マーケティングやらプロモーションやらの壁にぶち当たり、とにかく知識が欲しくて読みました。これは今読んでも感動します。コカ・コーラのヒット商品がどのように生まれ、どうブラディングされていったか、消費者の心を動かすマーケティングとPR企画、そして仕事に対する気持ちや姿勢、、ノウハウではなくスタンスを教えてくれる本

25:海辺のカフカ/村上春樹

読むたびに、登場人物の新たな一面が見れる

26:やがて哀しき外国語/村上春樹
27:遠い太鼓/村上春樹
28:アンダーグラウンド/村上春樹
29:村上さんのところ/村上春樹

村上春樹第2波!エッセイも好きです。さっぱりとしてリズム感がある文章も、感情の起伏が大きくないのになぜか深みのある主人公たちも、それを取り巻く正反対のキャラや場の設定も、とにかく全部がいい

30:沈黙/遠藤周作
31:女の一生/遠藤周作

このあたりから私の今の読書癖がじわじわきてます。女の一生は、大阪のカフェでラスト読んでいて思わず泣いて、鼻すすり上げるの必死でこらえた記憶が。遠藤周作の作品舞台を見たくて長崎行きました。もちろん遠藤周作記念館も。すべてがきれい。1人で行ったというのがまたよかった。教会の壮麗さや、遠くに見える五島列島の美しさが胸に沁みたなぁ

32:遠藤周作と巡る長崎巡礼
33:花の宴/辻邦夫

これは、約30年の私の人生で、今なお更新されていない、マイベスト作家である辻邦夫先生との出会い。もう何回読んだか~~

34:樹の声・海の声/辻邦夫

これは、約30年の私の人生で、今なお更新されていない(2回目w)、マイベストセラー。死ぬときに必ず棺に入れてほしい。もう絶版になっている初版と、持ち運んで読める文庫本どちらも持っています。私、昭和の激動の時代を生き抜いた女の人の一生を描く作品がそもそも好きなんですが、その中でもこれは傑作。辻邦夫は、情景の模写と人の心情模写が絶妙なバランスで、こんな目と心で世界を眺めることができたらすばらしいなと思います。人の痛みや弱みや、酸いも甘いも、すべて自然に呼吸するように経験してきた人なのだろうなと思います

35:背教者ユリアヌス/辻邦夫
36:母の遺産/水村美苗
37:私小説/水村美苗

嫉妬や怒りや悲しみを包み隠さないのがいい

38:塩1トンの読書/須賀敦子
39:コルシア書店の仲間たち/須賀敦子
40:ミラノ霧の風景/須賀敦子

須賀敦子の本はたぶんほぼ読んだんだけれど。日本一きれいなエッセイ。飾らない生き方って文章から伝わるもの。大きな野望や夢にすがるのではなく、今この瞬間、食べているものや着ているもの、一緒にいる人、年季の入った部屋や家具、道端の花にも愛着を持ってつつましく生きること。それがどんなことより難しく、どんなことより大切かに気づかされます。「あの人を想いながらこれを食べる」とか「これを見るといつもあの出来事を思い出す」とか、日々の些細なモノ・コトと、大切な人や自分の中の思い出を連鎖させる癖がついていて、周囲への愛をかかさない方だったんだなというのがわかります。

41:ある家族の会話/ナタリア・ギンズブルグ

完全に須賀さんの影響からはまったイタリア文学。洋書入れちゃうと50オーバーしちゃうのでこれだけ!

42:非色/有吉佐和子

本の情報交換をしている唯一の友人がおすすめしてくれた。ここからどっぷりと有吉ワールドに・・

43:紀ノ川/有吉佐和子
44:鬼怒川/有吉佐和子
45:有田川/有吉佐和子

言わず知れた「川もの」。どれも最高。後世に伝えたい作品たち。これに高田川が入ると4部作?これがなかなか手に入らず読めてません。

46:恍惚の人/有吉佐和子
47:大地の子/山崎豊子

このスケールの小説を飽きさせずに書き上げるのがすごい。有吉佐和子もそうだし、山崎先生も、社会的なメッセージ性の強い作品ばかり書くので、1冊の読後感がずーーーんときます。でもこれは、私たちが読むべき本だと思うし、受け取らなくてはいけないメッセージばかりだと思います。最近、本棚を整理するときに、自分の中で「将来こどもに手に取ってほしい本かどうか」が取捨選択の基準になっていて、単純にストーリーがおもしろい本はたくさんあるけれど、このように「読む責任」を感じる本を手元に残すようにしています

48:二つの祖国/山崎豊子
49:花のれん/山崎豊子
50:不毛地帯/山崎豊子


以上!

途中、外国文学にはまり(須賀敦子や辻邦夫、村上春樹の影響)、主にイタリア文学を読み漁った時期があったのですが、それも入れてしまうと頭がパンクしそうだったので省きました。

もし、もし・・!

この中のいずれかでも、ご趣味の合う方が入ればうれしいです!

#本好きの人と繋がりたい #本が好き #マイベスト #私の趣味

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